- 2023.02.02
- X線画像ワークステーション更新
現在のレントゲン撮影は以前のフィルム撮影からデジタル撮影へと移行しており、クリニックでは2009年開院から一般撮影装置(レントゲン装置)が放射線被ばくの低減を考えデジタル撮影を当初から導入してましたが、此度レントゲン機器の画像ワークステーションの入れ替えを機に、よりさらに放射線被ばくの低減に寄与する性能と最新技術が搭載されたFPD(Flat Panel Detector:フラット パネル ディテクタ)という装置を導入し、鮮鋭性や感度の高い画像を得ることが可能に。
FDP導入にあたり
・被ばくの低減が可能!⇨FPDは従来のレントゲン撮影装置と比べ、X線照射量を最大約40~50%低減可能となり、またX線の感度も高いため、照射線量を減らしても十分な画像が得られます。
・撮影時間の短縮→待ち時間の短縮!⇨従来のレントゲン撮影装置では、撮影方向を変える度にカセッテと呼ばれる板を入れ変えなければならなかったのですが、FPDでは板を入れ変える必要性がありません。�また、従来のレントゲン撮影装置と比べ撮影してから画像が見られるまでの時間も短くなったため、1人あたりにかかる撮影時間が短縮されます。�そのため、待ち時間も短縮されました。
また、
今回画像ワークステーションではCXR-AIDという胸部X線画像病変検出ソフト(AI自動解析)が搭載されており、ヒートマップ表示機能や、スコア表示機能により、胸部レントゲンの結節・腫瘤影や、浸潤影、気胸病変等々の補助診断も可能となり、よりX線での診断向上に寄与するかと思います。