昨日(9/14)は、レミッチという薬の追加承認記念講演会でした。
レミッチ?追加承認?医療関係者でも何の薬なの?って思いだろうし、肝疾患の痒みに効く、といってもピンとくる先生方もあまりいないのではとも思います。
追加承認というのは、元来血液透析の患者さんでの掻痒症に適応があったものが、今回肝疾患での掻痒に適応追加となりました。
肝疾患での痒み、代表的な疾患はPBC(原発性胆汁性肝硬変)の患者さんが代表的ではあると思うのですが、一般に肝疾患患者さんの痒みの訴えは比較的多いかもしれません。
で、今回の講演会でしたが、今回の講演ではまずは肝臓専門にやってる先生方を中心にという主旨で開催されましたので、演者の新小倉病院の副院長で肝臓病センター長の野村先生には、ウイルス性肝炎から肝硬変症に、肝がん、ひいては肝臓病の患者さんのQOL(生活の質の向上)までご講演いただきました。
その中でのQOLに当たると思うのですが、今回の痒み、確かに肝臓病の患者さんは痒みを訴える方も多いですが、今までは漢方(茵陳高湯)が使われてきましたが、今回のこの薬はどうなんだって思う薬ですが、野村先生には自験例交えてお話ししていただきました。
肝臓病の患者さんは慢性的に痒みのある方もおられますし、そういった患者さんにはそれなりに効果があると思いますし、こういった薬剤で肝臓病の患者さんの痒みによる不眠なんかの一助になり、生活の質向上となればと思います。
やはり薬は患者さんの身体だけでなく、心体的にも一助にならなければならないし、それを適正に使えるのも我々医師の責務とも思います。
参加された先生方、お疲れでした(^^)/~~~