昨日(10/5)第1回北九州ワクチンフォーラムが開催されました。
今回は大阪大学名誉教授であられる上田重晴先生のご講演で、『ワクチンの基礎と新興感染症』という表題で、“ワクチンとは”、“ワクチンの光と影”、“新興感染症”、“中東呼吸器症候群”のパートでご講演されました。
ジェンナーの天然痘ワクチンからポリオ、麻疹などのお話、微生物の感染と免疫、ワクチンの種類など。
光と影では子宮頸がんワクチンが取り上げられてました。
またインフルエンザウイルスやC型肝炎ウイルスなどのRNAウイルスの脅威(特にSARSコロナウイルス)、また最近ではMERS感染症など、幅広いご講演でした。
これからインフルエンザの時期ですし、予防接種も始まりつつありま寿司、今回のフォーラムで、ある種復習にもなりましたし、改めての知識の確認が出来たと思います。
奇しくも昨日はノーベル医学生理学賞の受賞が決まり、大村智・北里大特別栄誉教授が長年にわたり微生物が作る有用な化合物を探求し、1979年に発見された「エバーメクチン」は、アフリカや東南アジア、中南米など熱帯域に住む10億人もの人々を、寄生虫病から救う特効薬へとつながったと言われてます。
今回のワクチンフォーラムで少し気持ちがあり、今回の受賞嬉しく思った次第です。
改めて、大村智・北里大特別栄誉教授、おめでとうございました。