昨日(10/9) “かかりつけ医のための不眠診療セミナー”〜誰も教えてくれなかった対応と処方のコツ〜というテーマでのセミナー参加です。
たかぎクリニック高樹信次先生の司会のもと、産業医科大学精神医学の守田義平先生のご講義でした。
内容は、「不眠症とは」から「不眠のタイプ」に、「睡眠導入剤の各種特徴」に、「不眠患者さんへの接し方」などお話しされ、『睡眠導入剤の離脱へ向けての患者教育』など興味あるお話しでした。
が、先日10/6の『睡眠UP-TO-DATE』の講演でも申しましたが、基本睡眠導入剤が本当に必要な患者さんは、心因性に病んいでる方など極僅かで、多くの方が不眠の原因となるものが除去できれば睡眠導入剤は不要と思われると思います。
が、実際実診療ではこれが非常に難しく、今回も「睡眠衛生指導」や、「認知行動療法」などのお話もありましたが、一般開業医での実臨床ではなかなか難しいのが現実と思われます。
さらに、認知症との絡みは非常に治療に難渋することが多いと思います。(で、先日の国立病院機構小倉医療センターとの精神科との連携)
ただ、睡眠導入剤への依存は、“医師の責任” もあると思いますし、不眠は365日24時間世の中動いてる中での現代病とも思います。
だからこそ、不眠治療の導入(離脱に向けた不眠治療)時が非常に大事ですし、我々の怠慢で、依存患者さんを増やさないという意識を持って不眠治療へあたらなければと、前回・今回の勉強会で感じたことです。
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