北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

📖〜・心血管セレクトカンファレンス・〜📖

昨日(10/30)は、リーガロイヤルホテル小倉で『心血管セレクトカンファレンス』が開催されました。

このカンファレンスは、北九州の循環器の先生方中心でおこなわれていると思われるのですが、今回私は講演内容に興味があったのと、健和会大手町病院副院長築島直紀先生が座長ということで、演題の進行等含め築島先生のお話が聞けると思っての参加です。

講演1では、最近需要が急伸しているNOACs(新規経口抗凝固剤→今は、非ビタミンK阻害剤経口抗凝固剤、となってるらしいですが)

のモニタリング不要論中心のお話を、JCHO九州病院内科部長である吉村仁先生からのご講演いただきました。

NOACは、従来あるワーファリンという抗凝固剤に対しての新薬で、発売当初よりワーファリンに比し、食事の影響はない、凝固系のコントロールのモニタリングの必要性もないということで、非常に患者さんにとっての良薬ということで、我々もコスト面以外では、処方し易いといった面もあるのですが、このモニタリングがホントに不要でいいのかという検証含めた講演でした。

実際脳出血など発症された症例で凝固系の著名な延長などみられてたものもあるようで、何らかの原因で出血傾向疑念される患者さんは、やはりモニタリングの必要性はあるのでは、また座長の築島先生の更なる助言等で、今回私もNOACs使用に際して共鳴したところです。

演題−2の静脈血栓症治療の新たな展開では、北九州総合病院の循環器内科近藤先生からのお話で、我が国と欧米のガイドラインを比較しながらでのご講演で、この病態は我が国では認知が比較的最近(エコノミークラス症候群などいわれるようになってくらいからか?)であるということ、またこの病態のなかでも深部静脈血栓症は肺血栓塞栓症を視野に患者さんが重篤な病態に陥りやすいので十分留意が必要というお話で、開業医での実地とは多少違うお話でしたが、抗凝固剤の有益なご講演が聞けたと思います。

築島先生はじめ、ご講演された先生方に、参加された先生方、お疲れ様でした。

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