北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

📖〜・一 糖 会・〜📖

昨日(11/13)リーガロイヤルH小倉で『第40回一糖会』が開催されました。

この会は産業医科大学第一内科の岡田洋右先生が中心となって、医師のみならず看護師や栄養士などコメディカルにも門戸を開いてる会で、毎回非常に多くの出席者が来られます。

また、ご講演を招く先生も順天堂大学の河盛隆造先生や、川崎医大の加来浩平先生など糖尿病では第一線の先生方を招いての講演です。

今回も東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内分泌の門脇孝教授招いてのご講演でした。

演題は「2型糖尿病の病態と治療」ということでしたが、門脇先生は「第3次対糖尿病5カ年計画」の策定に関わられた先生で、現在抗糖尿薬の進歩でかなり血糖コントロール、特にヘモグロビンA1cのコントロール良好な傾向になってはきてるものの、まだやはり合併症の上昇傾向、特に心血管イベントの増加傾向や、糖尿病予備軍の増加等あって今回の新たな「5カ年」計画のようです。

統計でヘモグロビンA1c=7%くらいで急な心血管イベントリスクの低下もあるということで、如何に糖尿病患者さんの血糖コントロール、ひいては服薬コントロールや、運動食事療法をどうコントロールしていくか、特に肥満症と糖尿病の関わりで、単に糖尿病のみの患者とで肥満症が加わると約1.2~1.5倍のがんリスクもあるという統計もあるようです。

したがって、従来前の“医学的アウトカム”のみならず、これからは“QOLアウトカム”も念頭に生活の質の向上、治療の質の向上を目指すということです。

確かに我々が処方するクスリは、しっかり服用するかしないかは患者さん次第で、基本服用遵守という信頼で診て処方させていただいてますが、実際はしっかり服用されてない患者さんがおられるのも事実です。

患者さんの生活環境など今まで十分踏まえてきてたですが、今後は更に個別に求められると思います。

今回の講演でまた難しいテーマを与えられたのではと感じた次第です。

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