昨日(11/29)日曜日は、福岡県医師会館で『地域包括加算・地域包括診療料に係るかかりつけ医研修会』が行われました。
この地域包括診療料・地域包括診療加算は、一昨年の診療報酬改訂時に新設されたもので、「主治医機能の評価」として設定され、この算定要件にはいくつか条件があるのですが、この施設基準の一つにこの研修受講要件もあります。(研修時間全20時間・・・今回はこのうち6時間30分に該当)
研修は、研修開始の挨拶から時間カウント、研修中会場は施錠と、ほぼほぼ缶詰状態で行われます。(昼食も研修会場内)
この地域包括診療料は、「高血圧症」、「糖尿病」、「脂質異常症」、「認知症」の4疾病のうち2つ以上有する患者さんの複数管理が要件となっているため、それらの疾患についての講義と、介護保険・服薬管理・在宅医療・健康相談・禁煙指導等々の講義が、朝10時から夕17時までの6時間と、結構タイトな研修会でした。
テキストも厚めのものであり、各講義のスライドが掲載されてます。
が、これは私見ですが、今回の研修講義はあくまで指針で、実際診療現場では患者さん各々の病態踏まえた医療を要すと思われます。
例えば、高血圧などでの減塩食指導(全てが一律に0.6g以下が良いか⁇)や、生活習慣病以外での健康寿命に関わる疾病(骨粗鬆症等)等など、患者さんの訴えや、その時々に応じた医療提供を要すと思われます。
研修会は県内各所から来られており、参加された先生方お疲れ様でした。