北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

〜・〜・北九州 腎とMetS研究会・〜・〜

昨日(1/29)リーガロイヤルホテル小倉において『第4回北九州 腎とMetS研究会』が開催されました。

この研究会は腎臓とメタボリックシンドロームをテーマに小倉記念病院の腎臓内科で副院長の金井英俊先生が中心になって行われている研究会です。

今回は福岡赤十字病院腎臓内科の黒木祐介先生より「腹膜透析を導入した肥満患者の症例」のご発表いただき、今回はたまたま上手くいった症例を3症例ほどご発表いただきましたが、腹膜炎などの合併症リスク増大もあり、やはり肥満患者さんでの腹膜透析はリスキーということのようです。

ただ、腹膜透析により早期の残存腎機能改善などは見込めるので、十分病態に応じての対応となるかとは思われますが。

特別講演での広島大学原爆放射線医科学研究所再生医科学部門の東幸仁教授で「尿酸と血管内皮機能」という演題でご講演いただきました。

講演はなかなか難しい講演で、臨床的に現在は高尿酸血症に関しては良いお薬が出ており、一般的には尿酸が7mg/dlを超えたら高尿酸血症といい、8mg/dlを超えて何らかの症状があるか、もしくは症状がなくても9mg/dlを越えれば要加療となり、治療目標は6mg/dl以下ということらしいということが、実地医家では有益な情報と思った次第です。

要は糖尿病の2013熊本宣言(6-7-8)といわれるHb-A1c6.0%未満(血糖正常化を目指す際の目標)—7.0%未満(合併症予防のための目標)—8.0%未満(治療強化が困難な際の目標)のように、尿酸も6-7-8-9と考えればと思った次第です。

生活習慣病で体重や(内臓)脂肪、糖などはよく言われることで、皆気をつけることも多いですが、尿酸も生活習慣病に密接に関わってます。

プリン体の多い食品には気をつけましょう。

今回の講演は実地医家でよく言われる“明日からの診療に役立つ”とは即なりませんが、今回の講演で改めて尿酸の意義づけになりました。

ありがとうございました。

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