昨日(1/29)は某製薬会社の営業所で糖尿病WEBシンポジウムが開催されました。
今回は糖尿病治療薬の経口血糖降下剤でも比較的新薬のSGLT-2阻害剤、発売され1年余りとなり比較的徐々に使われだしてるお薬です。
少しづつ市場での評価も出来つつあり、そういった中での今回“SGLT2阻害薬を有効に活かすコツ”ということで加藤内科クリニック(葛飾)の加藤院長が、また“糖尿病患者の心血管リスク管理”ということで佐賀大学医学部循環器内科野出孝一教授からお話がありました。
このSGLT2阻害薬は、通常の経口血糖降下剤に比しインスリンを介さない腎臓に直接働きSGLT2阻害することで腎臓からの糖の再吸収抑制し、糖を尿へ排泄させるというお薬です。
したがって尿中の糖が増えるということで、多少なりともカロリーダイエット的な面もあり、一般に体重が減少(−2~5kg)するという特徴があります。
体重が減少ということで特に内臓脂肪現象作用があるのではといわれており、脂肪性肝障害の方の肝機能の改善に寄与したという報告もあります。
今回このSGLT2阻害剤を如何に活かすか、心血管リスクへの寄与はということで、やはり脂質系の改善から動脈硬化への改善起用となるもではというような、直近のデータ含めそれぞれご講演いただきました。
SGLT2阻害剤はまだ使用頻度は少なく、現状で糖尿病治療のFirstlineとしての使い方もまだまだというところもありますが、使いでによっては体重減少含め糖尿病患者さんの教育的指導もできるのではと思われます。
まだまだ新しいお薬でもありますし、既存の経口血糖降下剤とインスリン介さないという大きな違いもあり、今後患者さんへどういった影響があるのかということも見ていく必要性があると感じました。
昨日は別件で『予防接種に関する研修会』もあり、少しtightでした。σ^_^;