北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

福岡県内科医会北九州ブロック学術講習会〜STOP CKD・STOP Hypertension seminar in北九州〜

昨日(2/9) 福岡県内科医会北九州ブロック学術講習会〜STOP CKD・STOP Hypertension seminar in北九州〜がリーガロイヤルホテル小倉で開催されました。

今回は特定健診で北九州市医師会の取り組みでもあるCKD(慢性腎臓病)絡めた講演会でした。

前段は小倉医師会副会長で北九州市CKD検討委員会の今渡龍一郎先生より、市での特定健診結果からの血圧・血糖変動に伴うCKDの検討結果をお示めいただきました。また、特別講演では宮崎大学医学部血液・血管先端医療学教授である藤元昭一先生より『外来高血圧患者におけるアルブミン尿〜実態調査報告と今後の展望〜』ということでご講演いただきました。

宮崎での外来高血圧患者さんの微量アルブミン尿スクリーニング調査ですが、奇しくも北九州での特定健診での結果と宮崎でのスクリーニングの結果動向は比較的類似することとなってました。

要は、尿蛋白が多くなれば腹部肥満増大傾向でメタボ傾向が強くなり、高血圧や糖尿病といった既往も増加傾向になるといったところです。

ただ、今回の両講演では外来での微量アルブミン尿の測定を推進といった面からのお話で、海外では微量アルブミンを持ってCKD定義付けているのに対し、日本では尿蛋白で定義付けているという違いがあるようで、実際尿蛋白が陰性の患者さんでも微量アルブミン尿測定で陽性といった患者さんもおられるのが事実で、今回の講演で微量アルブミン尿測定の有意性のお話でした。

ただ、保険等での縛りもありなかなか頻回には測定できないということもあり、市医師会としても啓蒙することで、微量アルブミン測定を実地いかに進めたいようでした。

クリニックでは慢患の各患者さん誕生月には定期検査を行っており、糖尿病やCKDの患者さんには微量アルブミン尿検査はしており、以外の患者さんには尿定性検査はしてますが、微量アルブミン尿の検査はしていないですが、eGFR(推算糸球体濾過値)など考慮しもう少し検査を考えたがいいか検討したいと思います。

ご講演ありがとうございました。

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