昨日(2/24)は「小倉認知症医療連携カンファレンス」がリーガロイヤルホテル小倉で開催されました。
この会は認知症専門医療機関であり、市内外でもご活躍されてる三原先生が中心となって開催されてるもので、先日私も一般内科医の立場としてご講演させていただいた会ですが、今回は南ヶ丘病院院長の小原尚利先生より『認知症の治療と予防の可能性』ということで、我々実地医家でもわかりやすいご講演をしていただきました。
特に代表的な抗認知症薬の特徴や、認知症の早期発見の重要性、またトピック的に中年期の高血圧症は老年期発症の高血圧症患者より認知症リスクが高いという報告の紹介がありました。
したがって、若いうちからの十分な血圧コントロールが認知症予防には重要ということらしいです。
最近では糖尿病と認知症の絡みや、胃薬や睡眠導入剤などの頻用薬での認知症との絡み等々もいわれており、そこでの今回の比較的若年者での高血圧の認知症リスクということでした。
今後もそういった絡みでの認知症に対するリスクマネージメントが重要になってくると思われますので、認知症はこれからの疾患でもあるし、次期診療報酬改定でも「認知症地域包括加算」なるものも新設という噂もあり、今後実地医家としても地域の皆様の身体の健康のみならず、認知症含めた精神神経等での診療も重要になるかと思われます。
小原先生、三原先生、ありがとうございました。