北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

〜・〜・認知症フォーラム・〜・〜

昨日(2/28)ホテルニューオータニ東京で認知症フォーラム『認知症の診断と治療フォーラム2016』が開催されました。

このフォーラムは認知症介護研究・研修東京センター本間昭センター長、順天堂大学大学院医学研究科精神・行動学教授新井平伊先生らが中心になっての会のようです。

講演内容は、

講演-1は「プライマリ・ケア医が実践できる認知症診療」を、いせ山川クリニック院長山川伸隆先生から、

講演-2では「認知症の人を支える医療〜BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia:認知症の行動・心理状態と訳され、認知症中核症状に対しての周辺症状として言われる)への対応の実際〜」を大分大学医学部付属病院総合内科・総合診療科診療教授吉岩あおい先生、

講演-3では「アルツハイマー型認知症の薬物療法〜何故リバスタッチは1ステップ漸増法の用法を追加したのか〜」を香川大学医学部精神神経医学講座教授中村祐先生らのご講演でした。

Opening remarkでは、本間先生が運転免許での75歳以上の高齢者講習において、H25年度では2.4%の高齢運転免許保持者が認知症で運転不可という判定であったらしいのですが、以外に約30%の高齢者が前認知症段階いわゆるMCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)ではとなってるようです。

今後は更に認知症の増加が容易に見込められるわけで、今回の講演各セッションでも、まず実地医家で何ができるか、BPSDに対してご家族・身内はもちろん、地域の方々との協力や、また厚生労働省の推進している“新オレンジプラン”での認知症初期集中支援チームを自治体やプライマリー・ケア医が中心となって活動していくことが、認知症の早期発見につながるし、町ぐるみで認知症患者さんとの付き合いが積極的に関わるという講演内容でした。

これから超高齢化社会となり、認知症はcommon disease(通常疾患)のようになってくると思われるので、我々実地医家の関わりが更に重要になってくると思われます。

今までの医療連携を更にネットワークのように構築し、地域への医療貢献を目指したいと思います。

ご講演された先生方、ありがとうございました。

認知症ー1 認知症ー2 

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