今回『なでしこフォーラム』は厚労省の定めた3月1日から3月8日「女性の健康習慣」に合わせ大分・別府での開催です。
女性は閉経を機にさまざまな病気にかかりやすくなります。
『女性のミカタ』プロジェクトでは、女性の健康寿命に関わる疾病として、骨粗鬆症や過活動膀胱、脂質異常症、ほか糖尿病や腰痛症、変形性関節症等々がありますが、中でも骨粗鬆症と過活動膀胱に視点をおいてのプロジェクトです。
これらの病気は、自覚症状がなく気づきにくい、また恥ずかしくて相談しづらいなどの理由により、知らないうちに進行し、健康的な日常生活を阻害してしまうことがあります。
平成25年度の厚労省が出したデータでは、男性平均寿命:80.21歳、健康寿命:71.19歳で、女性平均寿命:86.61歳、健康寿命:74.21歳であり、その差が男性で9.02歳、女性で12.4歳と女性の方に開きがあるということ。
また女性は50〜60歳代=では自分の家族の病気や介護が気になるというのが、70歳代以上では=自分の病気や介護が気になるという傾向が強く出ており、実際70歳を境に、70歳まででは家族など介護する方は女性が多いのですが、70歳代以降での自分の介護される方も女性が多いというデータがあります。
しかし、健康寿命というのは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義付けられ、その健康寿命は73.6歳で、その差は約13年です。
つまり、女性は、人生の実に「7分の1」にも及ぶ期間を、健康上の問題で日常生活が制限される状態で過ごしていることになります。
この平均寿命と健康寿命の差を1年でも短縮し、女性のみなさまにいつまでも健康で生き生きとした生活を送っていただきたい、それが「女性のミカタ」プロジェクトの目的です。
クリニックでは昨年の9月1ヶ月間にクリニックの50歳以上の患者さん、またその付き添い50歳以上の方へチェックシート記入していただき、健康寿命への気づきのお手伝い・指導を行いました。
今回この集中的に行ったアンケートをもとに大分・別府での『なでしこフォーラム』で基調講演をさせていただきました。
女性の「平均寿命=健康寿命」を目指しての〜かかりつけ医での「女性のミカタ(診方)」プロジェクト。
こういった講演会で少しでもこのプロジェクトが拡まり、健康寿命という意識が皆に出てくればと思います。
まずは“「かかりつけ医」が診る”、“ゲートキーパーになる”、ということが重要です。
これらの試みに賛同し、クリニックの患者さん方にも有益な医療提供が少しでも多くの医療機関でできればと思います。