昨日(3/8) 小倉興産KMMビル第1会議室で『STOP!透析 IN小倉』という小倉記念病院副院長である腎臓内科金井英俊先生の呼びかけで「小倉エリアにおけるCKD治療〜病診連携の現状と課題〜」が開催されました。
金井先生はCKD(慢性腎臓病)に非常によく取り組まれており、市の特定健診にeGFR(イー・ジーエフアール:推算糸球体濾過量)を盛り込まれ、検診後の腎臓専門医とのネットワーク構築図るなど、慢性腎臓病の早期発見治療に力を入れられている先生です。
現在2011年に透析患者さんは30万人を越えており、年間1万人ほどの増加傾向となってます。
透析は慢性糸球体腎炎や腎硬化症、急速進行性糸球体腎炎などの慢性腎臓病が中心でしたが、1998年を境に糖尿病患者さんでの糖尿病性腎症からの透析導入が逆転した状態となり、以降上昇の一途です。
こういった傾向踏まえ、北九州市では金井先生らの協力で特定健診での腎障害に注目し早期の発見につないでおり、結果北九州市ではここ3年ほど透析導入患者さんの減少傾向がみられてます。
今回のこの会でも多少セミクローズな面もありましたが、金井先生の腎臓病チームが金井先生の慢性腎臓病に対しての実地医家での取り組み方や、腎性貧血の講演や症例提示など、また参加された先生からの症例提示と非常に中身のある会となりました。
こういった会は以前に一度行われたようですが、今回新たに今後継続性を持った病診連携の一環として行われるようですので、また次回お声がかかれば参加させていただければと思います。
金井先生はじめご講演、症例提示された先生方、ありがとうございました。
また、参加された先生方お疲れ様でした。
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