北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

📓〜・〜・メチレーション・エピジェネティックセミナー・〜・〜📓

昨日(4/24)東京御茶ノ水駅近くのソラシティカンファレンスセンターに於いて『ウイリアム・ウォルシュ博士によるメチレーション・エピジェネティックセミナー』が臨床分子栄養学研究会主催で開催されました。

ウィリアム・ウォルシュ博士は分子栄養医として数多くの精神疾患患者の治療に関わり、圧倒的な臨床経験を誇る先生で、個別化栄養療法の理論と、それぞれの疾患への応用を詰め込んだセミナーです。

今回は医療関係者向け教育ワークショップで「脳化学への理解」ということで、

①全体概要として、栄養素のバランス欠如と脳機能、栄養素がもたらす力、精神疾患に影響を及ぼす栄養素、金属の代謝、ピロール症、メチレーション障害、エピジェネティクスと神経伝達物質の活性、生化学的機構の個体差、個人に応じた栄養療法

②行動障害とADHD

③うつ病と統合失調症

④自閉症とアルツハイマー病

⑤臨床での対応⇒各種検査、症例、症状及びバランス欠如による個人の特徴、診断、治療設計、治療プロトコル

等々と非常に中身の濃いセミナーでした。

個人的には内科である自身の実地医家として“うつ病”や“統合失調症”、“アルツハイマー病”と興味があっての参加でしたが、栄養素のアンバランスが精神障害を引き起こす主たる原因となっているや、亜鉛欠乏や、銅過剰、フォレート(葉酸)障害、ピロール障害、メチレーション障害、必須脂肪酸、有害金属等々で脳機能不均衡が起こるなど詳細にご講義され、既存の疾患に対して現状での考え方だけでは十分まかなえてないことを認識させられました。

特にうつ病など遺伝因子型(=バイオタイプ・・・5型あるらしい)によっては既存の頻用されるSSRI製剤が、逆に病態の悪化さえもたらすということには驚かされました。

これら少し違った診方をすれば良いのだと思いますが、その術が困難な現状、今回のセミナーではそういったきっかけになったと思います。

まだまだ一夜漬けのレベルですが、更に視野(アンテナ)を拡げて診療現場へフィードバックできればと思います。

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