北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

📓〜・インクレチン講演会・〜📓

インクレチン❢⇒食事を摂取したとき腸管(主に小腸)から血液中に分泌される消化管ホルモンの一種で、食後に高くなった血糖値をコントロールするために、膵臓β細胞からのインスリン分泌を増加させたり、膵臓α細胞からのグルカゴン分泌を抑制したりします。

これらの作用は、血糖値が上昇しているときに発揮され、血糖値が正常値にコントロールされているときには働かないため、血糖依存的な作用であると言われています。

しかし、分泌後DPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ-4)と呼ばれる分解酵素により速やかに分解されてしまい、生体内での活性を失います。

近年、インクレチンが血糖依存的に血糖値をコントロールする作用(血糖値を下げすぎない作用機序)に注目が集まっており、インクレチンを分解するDPP- 4を阻害する薬剤=DPP-4阻害剤などが開発され、既存のいずれの経口血糖降下薬の作用機序とも異なる新しいアプローチで2型糖尿病患者さんにおける高血糖改善目的で、現在では低血糖をきたすことの少ないこのDPP-4阻害薬が経口血糖降下薬の6割以上の頻度で用いられるようになってきました。

そういった中で今回『小倉内科医会実地医家講演会』と『糖尿病IT講演会』でこのインクレチンに対する心血管イベントへの関与や、動脈硬化といった生活習慣病への関与などの講演がありました。

結果では、インクレチンが早期から心血管イベント抑制に関わっているようで、動脈硬化にしても抑制液に働くという、各治験など通して明らかになってきてるようです。

で、こういったインクレチン製剤に、これまた最近出たSGLT-2阻害剤と組み合わせることにより、生活習慣病からの面からも更なる良好な血糖コントロールが期待できるのではと感じてます。

実際私もSGLT-2阻害剤で著名な肝機能改善し、体重も減り脂肪肝改善という良好な症例の経験もあります。

現在は糖尿病患者さんの問題点として、患者さんの高齢化や、逆に糖尿病発症患者さんの若年化、また肥満、服薬アドヒアランス等々の問題が出てきており、今まで糖尿病での治療目標は血糖コントロールやHb-A1cコントロールなどが主体となってましたが、生活習慣病絡めた体重減少や動脈硬化改善等でも重要な治療要因となってきてると思われますので、患者さん各々の背景等踏まえた治療も求められると感じた次第です。

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