北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

〜・〜北九州HBVセミナー〜・〜

昨日5/27講演会トリプルブッキングの中、リーガロイヤルホテル小倉での『北九州HBVセミナー』に参加です。

今回は北九州医療センターの内科部長で肝臓専門医の河野聡先生から「B型肝炎に核酸アナログを投与すれば、それで安心なのか?」という演題でご講演いただきました。

現在B型肝炎は、C型肝炎の現在の治療に比し十分有効な治療はありませんが、この核酸アナログ製剤が出てからは、B型肝炎患者さんを比較的安定にコントロールできるようになり、多くのB型肝炎患者さんが服用されてきてます。

が、良好にコントロールされてるがために、ただ漫然と核酸アナログ製剤での治療継続が良いのかという面からのご発表で、治療目標は発癌抑制なのか、肝機能維持なのか、など患者さんの病状に応じて治療の必要性をご教授頂きました。

特別講演での香川県立中央病院高口光一先生からは、「B型肝炎の最近の話題〜再活性化予防も含めて〜」で、B型肝炎全般のお話をご講演いただきました。

B型肝炎患者さんで一般にキャリアといわれるHBs抗原患者さんで、先生の病院だけでもよく術前などで測られるHBs抗原で陽性患者さんの約7割がすり抜けてフォローされてないということで、如何にもれなく肝臓内科へ受診できるかという電子カルテを通じての取り組みのお話もありました。

このようにしっかりとした病院でも、これだけ多くのすり抜けがあるということは、市中では一体どれくらいあるのかということを痛感させられたような感がありました。

また、先日も投稿させていただきましたが、B型肝炎の“再活性化”の問題にも触れており、特にHBs抗原陰性の患者さんで再活性化率が高く、また劇症化する患者さんが多いというデータをだされ、今後ただ単にHBs抗原だけでなく、HBs抗体やHBc抗体の測定の必要性をお教えいただきました。

ただ、現実これらを測定するとなると患者さんへの負担(保険不可のあり)の問題もあり非常に難しい面もあるのですが、C型肝炎は治癒したが、B型肝炎が再活性化し劇症化したなんてことは冠者さんにとっても非常に不利益なことでもありますし、そういった面からもしっかり患者さんと十分にお話をしながらだとも思います。

両講演非常に勉強になり、ありがとうございました。

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