昨日(7/27)はリーガロイヤルホテル小倉で第7回北九州循環器・糖尿病Joint Meetingが開催されました。
今回は特別講演に不整脈治療で著名な済生会川口総合病院循環器内科主任部長高木厚先生から『糖尿病患者の循環器診療』のご講演をいただきました。
糖尿病患者さんは、糖尿病があるだけで健常人に比し、心房細動での塞栓症のリスクや、心血管イベントリスクが高く評価されます。
糖尿病患者さんと、心血管イベント1回発症患者さんと同等と扱われます。
したがってそれだけ不整脈での塞栓症リスクや、心血管イベントリスクが高いということは、平素より十分な管理下で治療されてなければならないということです。
また、高木先生は胸痛発作より“息切れ”を症状の重要視をされてるようで、胸部中心の息切れは要注意ということのようです。(肩で息をする用な息切れはCOPDなど呼吸器系ということのようです)
そういった中で現在比較的新しい経口血糖降下剤であるSGLT2阻害剤は、心保護的な作用も謂われてきているようで、こういった薬剤を含め今後も糖尿病患者さんの先を見据えた治療指針も重要と感じました。
ご講演ありがとうございました。