10/30日曜日福岡県医師会館で『福岡県かかりつけ医認知症対応力向上研修』の開催がありました。
かかりつけ医の認知症力向上での研修会では、県内多くの先生方が参加されてます。
研修は本来は2日間かけて行われるようですが、今回は朝9時30分から45分の昼休憩を入れ、16時45分までほぼ缶詰で行われました。
今回の研修は“認知症対応としてのかかりつけ医の役割”として認知症患者とその家族への支援の現状や、専門医療機関や介護サービス機関との連携の重要性など。
また、認知症“診断と治療” では、認知症の初期症状や日常生活での行動変化、診断法と手順、薬物療法など。
ほか、認知症患者と地域の連携体制の仕組みや、介護保険制度で利用できるサービス、ケアマネージャーとかかりつけ医との連携、成年後見制度・高齢者虐待防止法などの研修でした。
特に来年3月には改正道交法での高齢者運転対策の推進の一環として、75歳以上の高齢運転者対策で、現行の認知機能検査、高齢者講習制度の見直しが行われます。
先日もマスコミ等で認知症の交通事故など問題となっており、今後高齢化に伴いこれからますます増えていくであろう認知症患者さんのより一層の理解と対応が実地医家でも求められると思われますし、各自治体では“健康づくり協議会”などもあり、こういった協議会など利用し認知症への理解等の啓蒙、認知症患者さんの早期発見・早期治療が喫緊で求められると思います。
今回の研修会は非常にニーズのあった研修会だったと感じました。
研修に参加された先生方、お疲れ様でした。