北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

〜・〜明日の認知症治療を考える会〜・〜

昨日(11/10)は北九州市八幡東区にある千草ホテルで『明日の認知症治療を考える会in八幡』が開催されました。

演題は「アルツハイマー型認知症におけるAchE-Iの使い分け」を菜の花診療所理事長北村ゆり先生から、西野病院院長西野憲史先生座長のもとの講演会でした。

北村先生は大学で助手の時代から認知症の研究をされていたようで、認知症に対しても造詣のある先生で、今回は自験例踏まえてのご講演でした。

先日の認知症での講演された東海大学医学部内科学系神経内科学准教授馬場康彦先生より“抗認知症薬では認知症は治らない”といわれており、基本そうではあるとは思いますが、今回ご講演された北村先生では、抗認知症薬の出現で確実に認知症患者さんの生命予後は長くなったというご意見でした。

いってみればいずれも、抗認知症薬は(当然ですが)認知症を治すものではなく、進行を遅らせる、認知症諸症状の出現抑制などなどで、確かに認知症を治癒させるものではないのですが、抗認知症薬が出て以来、認知症患者さんの質も変わってきたのは確かだと思います。

そういった中での“抗認知症薬”は、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬(AchE-I)といわれる薬剤が現在3種類あり、そのそれぞれが微妙に治療効果で差もあるので、認知症患者さんにあった治療薬の使い分けを要すというのは必要出ると思われます。

今回も表題で“AchE-Iの使い分け”といったものでの講演でしたが、先生は自験例通じての使い分けであり、これは個体差などもあり、参考にはなるものの、実際には認知症治療ではAchE-I剤のみならず、抗うつ薬や睡眠導入剤、抗不安薬などなど、患者さんの症状(介護者の困ってること)に応じた治療薬剤の調整が必要と思われました。

要は、認知症患者さんに“認知機能を如何に維持させるか”、また“介護者への認知症患者さんに対しての良質なケアとは何か”などが重要と思われます。

そこに我々のような実地医家での医療機関が如何にサポート出来るか、また認知症患者さんの受け入れ医療機関との連携などが重要と感じました。

幸いクリニックでは近隣医療機関での連携も幾つかあり、相談にも気軽に応じていただけることより、今後は連携医療機関とのもっと密な関係のなか、認知症患者さんへのサポートFeedbackが出来ればと思います。

なお、昨日は4つの講演会とのbookingで、流石に全ては無理であり、同じ施設で行われてるのもあったりで、今回は少し離れた千草ホテルでの講演会参加でした。(*´∀`*)

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