昨日2/24は、弁護士会定例の『医療問題研究会:通称–医問研』が開催されました。
今回の事案は2件と少なかったのですが、“肉腫”の案件と、“頚椎症性脊髄症”の案件で、いずれの事案も比較的若い患者さんで、治療や、今後の予後などで、金銭的な面や、家庭的問題等もあり、非常に難渋する事案でした。
ただ、こういった事案がまた患者側に寄り添う弁護士の手腕の問われるものでもあると思われますので、私も出来得る助言はさせていただいたつもりです。
こういった事案をみると、病気に罹るのは仕方のない面もあると思うのですが、如何に患者さんの不利益にならないよう診療をしていくかということを、私自身思い知らされる次第です。
患者さんは皆不安な気持ちをもって日々過ごしておられますし、その不安を少しでも安心・信頼にかえていければ一番ベストだとは思いますが、なかなか難しい面があるのも確かです。
しかし、“こういった病気にはこういった治療”があり、“治療後はこういった経過になります”といった患者さんにわかり易い言葉で、また痛みなどには患者さんは非常に敏感なので、痛みは術前にはこくらいで、術後はこうですなどより具体的患者さんへの示唆も必要だと思いますが、この医問研では時に医療者(機関)側で多少軽薄ではないかという思いがさせられることがあります。
我反省も含めてですが。
ただ、患者さんにはもう一点、こういった医療問題を勉強して患者さん一助になれる弁護士さんもいるのだということも知ってほしいと思います。
決して一人で悩まないでほしいと思います。
今後もこの医問研通じ、間接的な、さらに間接的に、患者さん・弁護士さんへの微力微力なお手伝いができればと思う次第です。
研究会後は、参加された弁護士さんとの懇親会、ありがとうございました。