北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

〜・〜・小倉腎・肝フォーラム・〜・〜

昨日(3/29)はリーガロイヤルホテル小倉で『小倉腎・肝フォーラム』が開催されました。

会は医療法人真鶴会小倉第一病院院長中村秀敏先生座長のもと、特別講演Ⅰでは社会医療法人製鉄記念八幡病院腎臓内科部長柳田太平先生から「糖尿病合併慢性腎臓病患者の治療について」のご講演があり、特別講演Ⅱでは国家公務員共済組合連合会新小倉病院副院長兼肝臓病センター長の野村秀幸先生から「ステップアップしたC型肝炎治療」のご講演。

柳田先生の糖尿病合併CKD(慢性腎臓病)の治療では、近年CKDからの透析移行患者さんが頭打ち傾向というお話の中、それでも透析移行患者さんはいるわけで、如何に透析移行を防ぐか、透析移行しやすい患者さんはどういった患者さんなのかというご講演で、やはり早期の糖尿病治療が重要とのことで、糖尿病罹病歴の長い患者さんや、30歳代以前での若年発症の糖尿病患者さんは要注意で、中でも血圧や脂質、血糖管理が重要なファクターのようです。

また腎症に至っては、腎症Ⅰ期を1.0としたら腎症Ⅱ期へ進展すると10.7倍の透析移行率となるようで、腎症にしても如何に腎症Ⅱ期に移行させないか、しっかり治療すれば約半数の腎症Ⅰ期の患者さんが腎症離脱のデータもあるようです。

兎にも角にも、慢性透析患者数と糖尿病年齢調整死亡数がともに北九州市が全国トップというのには驚きましたが。(-_-;)

講演Ⅱの野村先生からは「ステップアップしたC型肝炎治療」、当初は確かに近年C型肝炎治療が大きく変遷しており、患者さんにとっては非常に楽な治療となってきており、そういった意味でのC型肝炎治療は“ステップアップ”してきてる意と思ってましたが、今回の“ステップアップ”は、今回“腎・肝フォーラム”で、“肝・腎”でないことより、また座長の小倉第一病院中村先生も透析医ということで参加者が腎臓関係が多いということもあり、CKD患者さんや透析患者さんに対して近年では治療可能な選択肢がでてきいたといった意味での“ステップアップ”でした。

したがって、C型肝炎のインターフェロン時代からの治療変遷のお話から、非常に噛み砕いた分かり易いご講演となってました。

自分にとっては知識の確認となり、またC型肝炎患者さんのサイトカイン抑制のお話や、マーカーの一種であるAFPの肝炎患者の見方などある意味興味深いお話もあり、またまた勉強になったと感じました。

あらためてご講演ありがとうございました。

講演後にはお世話になってる野村先生に患者さんのお礼と、個人的にはサイトカインに絡んだ教えをいただきました。

今後の実地診療に生かせればと思った次第です。

腎肝−1 腎肝−2 腎肝−3 腎肝−4

腎肝−5 腎肝−6 腎肝−7 腎肝−8

 

インターネット受付可能

アミノ酸解析サービス

院長ブログ

360°院内ギャラリー