昨日第3回北部九州肺縦隔研究会及び北九州ブロック肺がん検診読影従事者講習会が開催されました。
今回のスキルアップの講演は
講演1では金沢医科大学呼吸器外科の浦本秀隆教授の『近年のTreatment modalityの進歩』という演題で、近年の肺がん外科治療の変遷などから現在では胸腔鏡はじめ低侵襲な縮小術が拡がり患者さんへの術後のADL向上や術後疼痛などがかなり軽減されてきており、また、がんの遺伝子検査などもすすみ、がん生存率も上がってきてるということでした。
また、
講演2では鹿児島大学大学院呼吸器内科の井上博雅教授より『閉塞性肺疾患(COPD)治療に関する最近の話題』ということでご講演いただき、近年のCOPD治療薬の進歩でかなり治療管理も向上してきてる、特に長時間作用性抗コリン薬(LAMA)、長時間作用性β2刺激配合剤(LABA)の治療法や、気管支喘息のときに用いられる吸入ステロイド(ICS)に加え、吸入ステロイドと長時間作用性β2刺激薬配合剤との合剤ICS/LABA等々の治療法等々のご講演で、実地医家にとって非常に参考になるお話でした。
御二方の先生方のご講演非常に勉強になり、クリニックの患者さんへの今後の治療に非常に寄与するものとなりました。
ありがとうございました。