北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

学術講演会報告

昨日ステーションホテル小倉で、第3回北九州認知症予防研究会がありました。
北九州医師会は「かかりつけ医認知症医」に比較的力を入れており、今回もその一環での講演会でした。
今回は『糖尿病合併症としての認知症』というテーマで東京医科大学高齢総合医学分野講座の主任教授羽生晴夫先生のご講演でした。
最近糖尿病患者さんでの認知症のリスクはトピックス的に謂われてきており、認知症、もしくは糖尿病関連では世情にあったお話だったと思います。
ただ、教授は高齢者総合医学のエキスパートらしく、糖尿病に限らず高血圧や肥満資質異常等々の所謂生活習慣病全てにリスクがある旨のお話をされてました。
ただ、これらに関しては、『予防できる』認知症とも申されてました。要は、生活習慣病予防が認知症予防ということです。
その中で、糖尿病コントロールもただコントロールをすればいいというわけでなく、高齢者も種々疾患を持っており、高齢者個々にコントロールを要すということです。
したがって、非常に厳格な糖尿病コントロールであれば低血糖のリスクもあり、高齢者によっても一概にはいえないところもありますがヘモグロビンA1cでいえば7.0〜8.5%でのコントロールが良い生命予後を呈してるデータもあるようです。
以上のごとく、糖尿病・高血圧・肥満症・うつ病・喫煙・身体低活動等々が認知症リスクと考えられるということです。
我々内科医も予防できる、もしくは認知症発症を遅らせることのできる、冠者さんへのアプローチが今後求められると思った講演会でした。
IMG_8286  IMG_8288

インターネット受付可能

アミノ酸解析サービス

院長ブログ

360°院内ギャラリー