北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

学術講演会報告

昨日はリーガロイヤルH小倉で『北九州HBVセミナー』が開催されました。
この会は北九州の肝臓携わる先生方が多く参加されるセミナーです。
現状、C型慢性肝炎は先日もメディア等で新薬等の概報通り、かなりの治癒確率となってきており、肝癌発癌の原因別分類で直近のデータでは、C型は肝炎全体の60%(以前は85%以上)と減少傾向で、最近の肝炎の特徴はNASH(ナッシュ)=いわゆる脂肪肝が20%ほど増加傾向で、これはまだこれからも増加すると思われますが、そういったなかB型慢性肝炎だけはこの20年以上も肝炎全体の15%前後でずっと推移している状態です。C型の遺伝子RNAと、B型のDNAと遺伝子の違いはあるものの、C型肝炎の多くが肝硬変ベースに発癌が多いのに比し、B型肝炎は正常肝でも発癌することが知られており、また特別講演でもある核酸アナログ製剤で、現在B型肝炎の長期予後の改善に寄与しているのは確かですが、B型肝炎が拡散アナログ等で沈静化していた肝炎が、免疫抑制剤や、大量のステロイド治療などで“肝炎の再燃”=De novo(デ・ノボ)急性B型肝炎という病態もあり、これは劇症化の懸念もあります。
以上、C型慢性肝炎は、かなり先のみえた治療となってきてますが、B型慢性肝炎は、まだまだ克服できてない面も数多くあります。
これらも今後の肝臓屋の課題ではと思われますし、講演会終了後の情報交換会でもそういった話題が多くありました。
同時に、C型の治療効果もほぼ100%となってきた時代で、まだHCVと知らない患者さんなどの掘り起こしも、肝臓屋の今後の重要な課題というふうにも思います。
座長の産業医大の原田大教授はじめ、ご講演された先生方有難うございました。
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