北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

📖セミナー報告📖

昨日(7/22)ステーションホテル小倉で、『小倉地区かかりつけ医のための神経障害性疼痛セミナー』が開催されました。
講師は新小倉病院の総合内科リウマチ科医長宮川弘先生で、「神経障害性疼痛の診断と治療〜日常診療で難渋する痛みのマネジメントについて〜」をテーマにご講演いただきました。
今TVでもあってる“ジンジン”、“ビリビリ”などの痛みで、これら神経障害性疼痛に対して非常に良いお薬が今は出ているのですが、そうはいっても我々疼痛治療に対しての非専門医はしっっかりとした手順で使用しないと、薬の副作用等でのトラブルも懸念されるところです。
そういった観点から今回は非専門医向けへの講義ということで開催されました。
先生からは疼痛のシステム的な基礎的な内容から、case-by-caseでの鎮痛薬の使用法、で実際先生が処方してる考え方などお話をしていただきました。
疼痛管理は得てしてガンの疼痛管理(緩和ケア)が主だったものと思われますが、実は実臨床でも頸部や肩の痛みや、四肢の痛みの腰痛等々、患者さんの痛みの訴えは何らかの形で多いものです。
その痛みの患者さんの訴えに、「大した痛みではないのでは」と勝手な判断や、「私は痛みの専門ではない」、「神経内科か整形外科にでも行ってくれ」など無下に断るのはどうかと思ってます。
実地医家たるもの、専門であろうが、なかろうが、まずは患者さんの訴えを聞き、患者さんがどうして欲しいのかを汲み取り、それを我がクリニックで出来るのか、他の医療機関への紹介が患者さんいとって良いのかを判断せねばと思ってます。
私見ですが、疼痛というのはストレスもかかりますが、それ以上に体力も消耗されると思います、したがって基本痛みの対してはゼロに近い状態にしてあげることが患者さんいとっても有益なことだとは思いますが、診療上痛みをゼロにしてしまうと問題があることも事実です。
痛みの原因がわかっているときは速やかな疼痛管理をしてあげることが重要ですが、原因が不明なときこそ痛みのコントロールも重要ですが、痛みの原因を早く突き止めてあげることが重要と思います、そういった観点からもこの痛みはどういう性質の痛みか、どこからの痛みかなど十分に考え対応する必要があると思いますし、それが『かかりつけ医』の役割でもあると思います。
ここ最近私の専門外での依頼が多くなってきてる気がしますが、その度に講師の先生がどういったご講演をされるのか、質問はどういったものをしようかと、事前に勉強する機会も増え、自分的には得した気分となってます。
これら拙いアンチョコ知識ではあると思いますが、こういったことがクリニックに来る患者さんにも有益な医療提供ができればと思います。
講師の宮川先生、足元の悪い中ご参集された先生方、お疲れさまでした。
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