北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

📖『豊の国』講演会📖

昨日の9/2にリーガロイヤルホテル小倉で「第18回豊の国糖尿病と腎研究会」に参加です。

今回は滋賀大学糖尿病・腎臓・神経内科の久米真司先生から『糖尿病性腎症の新規治療標的の解明を目指して』という演題でのご講演でした。

近年はヘモグロビンA1cのコントロールも平均でかなり良好なコントロールが得られる時代となってきており、最近では血糖変動幅や、先日申し上げました“肥満は悪”ということで厳格な体重コントロールなども重要視され、質の高い血糖コントロールが求められてくるようになりました。

が、これはある医師会のデータですが、平素の診療で尿検査をどれだけされてるかというアンケートで、尿定性のみ=約50%、アルブミン尿のみ=約5%、で両方検査あり=30%、尿定性もアルブミン尿も検査していない=30%との結果でした。

この結果で如何に日常診療で患者さんに尿検査されてるのが少ないかという問題が浮き彫りになると思います。

ちなみに私のクリニックでは、外来の全患者さんには誕生月と誕生月の半年の年2回は必ず尿検査はしてますし、糖尿病の患者さんではもう少し厳格な検査をさせていただいてます。

まだまだ透析患者さんは右肩上がりですし、当然予備軍も多くおられると思います。

その中でも糖尿病が原因での透析導入は、慢性腎疾患からの透析導入患者さんの数を抜いて久しい状況です。

早期の腎症の診断行い、RAS阻害薬の使用やA1c7%以下のコントロール、収縮期血圧の129以下のコントロール等で微量アルブミン病期であれば寛解も可能です。

我々実地以下が医療の最前線として糖尿病の患者さんのみならず、一般の患者さんもですが早期の診断で早期発見することが、今後求められてるとも思います。

北九州では特定健診でもeGFR測定もありますので、今後も質の高い医療提供が出来るよう、自院だけでなく近隣の、また仲間内の先生方とも情報共有しながら医療提供していきたいと思います。

ご講演ありがとうございました。

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