北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

📓小倉記念病院循環器内科セミナー📓

昨日(9/3)小倉記念病院の循環器内科セミナーでした。

テーマは心臓弁膜症の一つで大動脈弁狭窄症という弁膜症の治療で、今までは大動脈弁置換術という外科的治療がGold standardでしたが、今回のテーマの「TAVI:タビ」、

TAVI:タビ」とはTranscatheter Aortic Valve Implantation の略語で、「経カテーテル的大動脈弁植え込み術」との訳です。

TAVIは、胸を開かず、心臓が動いている状態で、カテーテルを使って人工弁を患者さんの心臓に装着する治療法で、この治療は、心臓の弁が上手く機能せず、息切れなどの症状が出る「心臓弁膜症」の患者さんで、高齢などの理由で手術をあきらめていた方に対する新しい治療の選択肢となります。

高齢やリスクが高く外科手術の適応とならない患者さんが、全患者の少なくとも3割以上おり、大動脈弁狭窄症は症状が出現してから手術をしないと予後が非常に悪く、このような手術のできない患者さんは、今まではなすすべもなく看取らざるを得なかったのが現状でした。

このような患者さんに対し、フランスのルーアン大学の循環器内科のAlain Cribier教授により考案され、2002年に第一例が施行、当初は未熟な治療で周術期死亡率も大変高かったのですが、デバイスの改良、経験や知見の蓄積により、年々安全性が向上しているようです。

まだまだ長期成績(外科との手術成績比較など)や、コスト面などの問題もあるようですが、こういった治療を小倉記念病院も循環器内科で行えるようになったことは、我々実地医家も知ることで、心臓に病気を持つ患者さんにより良い医療提供ができるものと思います。

今回のセミナーでは新しい知見を得てありがとうございました。

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