北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

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2016.06.10
〜・C型慢性肝炎治療啓蒙の一環で・〜

1週間前の6/3付の読売新聞に国家公務員共済組合連合会新小倉病院副院長で肝臓病センター長の野村秀幸先生のC型慢性肝炎の最新治療の広告を出され、野村先生には平素より肝臓病の患者との連携を良くしていただいており協賛いたしました。

現在国では、肝臓週間を7月28日を含む週の月曜日から日曜日とし、ウイルス肝炎をはじめ肝疾患の啓発活動を推進しております。

また、WHOが始めた「世界肝炎デー」と同日である7月28日を
「日本肝炎デー」と定め、新たな感染予防のため、普及啓発及び情報提供を推進しています。

そういった動向の中での今回のC型慢性肝炎の啓蒙広告です。

わが国でのC型慢性肝炎の患者さんは、肝炎症状のないキャリア(持続感染者)を含めると150万~200万人いると推測されています。

年齢は40歳代以上に多く、このことはC型肝炎ウイルス対策が講じられる以前の輸血などの医療行為による感染が背景にあることを示しています。

しかし医療機関で何らかの治療を受けている人は50万人にすぎず、残りの100万~150万人の中には自分がC型肝炎ウイルスに感染していることに気づいていない人もいる可能性があります。

そういった背景の中で現在は副作用も少なく治療期間も12週と以前に比しては非常に楽に治療ができるようになってきており、その上著効率が高いという、患者さんにとっては有益な治療と思います。

こういった啓蒙活動(昨日からジェイコム九州で期間放送開始)を野村先生は積極的やっておられますので、今後も多少のお手伝いができればと思います。

野村−1 野村−2

2016.06.08
〜〜・小倉喘息・COPDフォーラム・〜〜

今週月曜日6/6ホテルニュータガワで『小倉喘息・COPDフォーラム』が開催されました。

この会は医師会の健診で胸部レントゲンの読影も行われてる呼吸器内科専門医の「おざき内科・呼吸器科クリニック」院長である尾崎真一先生が中心となり、Small groupで開催されてる会です。

呼吸器内科非専門医を中心に、“疾患のこと”、“検査のこと”、“治療(法・薬)のこと”をわかりやすく理解を深めるという会で、今回も参加させていただきました。

今回は「花粉症と喘息の管理について」と「尾崎先生が実際に自院での喘息治療について」ご教授頂きました。

非常に丁寧にお話していただき、特に患者管理に関して如何に喘息患者さんに治療順守していただくかということや、喘息患者さんの急な症状コントロール悪化などの対応等、非常に勉強になりました。

また次回もあると思いますが、楽しみにしたいと思います。

尾崎先生、ありがとうございました。

小倉喘息 小倉喘息−1

2016.06.08
〜・〜・Zetia Forum 2016 in June・〜・〜

先日の6/5日曜日にホテルニューオータニ東京で『Zetia Forum 2016 in June』が開催されました。

Zetia(ゼチーア錠)=小腸からのコレステロール吸収を阻害するお薬で、一般に頻用されてるスタチン系といわれる抗コレステロール製剤のように肝臓でのコレステロール合成を抑制するお薬とは違った作用を有するものです。

したがってこれらを併用することも可能で、一般に併用することでLDL-c(悪玉コレステロール)値を下げる効果や、心血管疾患の発症抑制効果があるともいわれてます。

いわゆる“ゼチーア錠”は小腸での食事由来・胆汁由来のコレステロール吸収を阻害ことによって、肝臓のコレステロール含有量を低下させる(コレステロールのトランスポータ阻害作用)ことで、動脈硬化の進行を抑制する効果が期待されており、またコレステロール吸収が低下すると、身体がそれを補うために肝臓でのコレステロール合成を増加(代償的な合成・吸収の増加)させます。

これにスタチン系抗コレステロール製剤併用により、ゼチーア上で肝臓でのコレステロール合成抑制のため、これを補うため小腸でのコレステロール吸収の増加等などのスタリン形成剤との併用により代償的な増加を抑え、コレステロール低下効果を高める事が可能となります。

こういった併用効果で実際には大きなLDL-c値の低下と心血管疾患の発症抑制効果が得られることで、更に動脈硬化の原因となるプラークを小さくする効果が期待されます。

こういった作用を持つゼチーア錠ですが、私も勤務医時代に治験に関わった経験から今回の講演で新たな大規模治験での報告で、更にゼチーア錠の効果に期待が持てるものと感じた次第です。

ご講演をされた先生方、ありがとうございました。

ゼチーア ニューオータニ東京

2016.06.07
〜・〜・北九州インクレチン研究会・〜・〜

先週の6/3リーガロイヤルホテル小倉で『第7回北九州インクレチン研究会』が開催されました。

今回は症例発表をクリニックと病院での自験例を中心に発表がありました。

特別講演では代表世話人である産業医科大学第一内科学講座の講師岡田洋右先生が座長で、青森県立中央病院糖尿病センターセンター長の小川吉司先生から「てこずり症例に対する糖尿病治療の次の一手」という演題でご講演いただきました。

近年糖尿病治療は激変時期を迎えており、この会名の如く“インクレチン”製剤が出てきて更なる糖尿病治療の変化が現れてきてます。

そういった中で、今後の糖尿病患者さんで“てこずり”というか重要な問題となってくるのが糖尿病患者さんの“高齢化”ということです。

これは糖尿病患者さんにだけに限ったことではないのですが、こと糖尿病患者さんは透析や心血管病変などの様々な合併症や、認知症関連問題、また発癌などの問題とあります。

如何に良好な糖尿病コントロールをするかは、3年前の熊本宣言でのHbA1c血糖正常化目標である6%未満合併症予防目である7%未満治療強化が困難な際の目標である8%未満というのでは十分でなく、今回の治療目標には今までの年齢や罹病期間、低血糖の危険性、サポート体制などに加え、高齢者での認知機能や基本的ADL、手段的ADL、併存疾患など考慮し個別に設定治療する、というような変化となってます。

より患者さん各々にカスタマイズされた治療形態となってきたわけで、今回の小川先生もこのガイドラインに沿ってのご講演でした。

非常にわかりやすく解説していただき、では高度肥満患者ではどうするのかや、独居の認知症患者さんではどう対応したら良いか等など、もちろん今回ご講演いただいた対応がすべての患者さんに当てはまるわけではありませんが、今回の改定ガイドラインを読み解く教えを請うた感がいたしました。

ありがとうございました。

DM-2 DM-3 DM-4 DM-1

2016.06.01
〜・〜・あだち地域連携セミナー・〜・〜

昨日(5/31)はホテルクラウンパレス小倉で『あだち地域連携セミナー』が開催されました。

この会は医師会の隣組を越えた足立地区近隣の院所の先生方との交流を目的とした会で今回で5回目となります。

今回は5月に新築移転した北九州総合病院の脳神経外科副部長である呉島誠先生に「当院の認知症治療の現状とこれから」といった演題でご講演いただきました。

認知症の病態別特徴から検査、抗認知症薬の特徴など基本的なお話から、北九州総合病院では4年前から脳神経外科が物忘れ外来をコメディカルの協力の下おこなっておりその取り組み内容や、最近では“認知症予防講座”なるものも行っているようで、認知症に対する先生の熱い思いが伝わってきたご講演でした。

ありがとうございました。

会のあとの懇親会では、ご講演いただいた呉島先生のほか、北九州総合病院副院長の松崎浩一先生、脳神経外科部長の出井勝先生、野上健一郎先生もおられ、非常に良い親睦会が出来たと思います。

参加された先生方お疲れ様でした。

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