北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

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2016.04.08
〜・〜・北九州糖尿病フォーラム・〜・〜

昨日4/7ホテルニュータガワで『北九州糖尿病フォーラム』が開催されました。

会は前市医師会長の合馬内科クリニック院長である合馬紘先生座長で行われ、症例提示には実地医家では糖尿病専門医の「いのくち内科クリニック」院長井口信夫先生が、自験例通じてのSGLT-2阻害剤の使用経験をいくつかの症例パターンでご紹介していただき、また先生の使用感などお話ししていただき、我々糖尿病非専門医での実地医家の先生方にわかりやすいご講演を承りました。

特別講演では新小倉病院糖尿病センター長である藤本良士先生から「糖尿病診療における新たな取り組み〜インスリン中心主義からの脱却を考える〜」という、多少個人的には視点を変えた演題だと思い興味を持って聞かせていただきました。

確かにDPP-4阻害薬が200912月発売されて以来、さらに20144月にSGLT-2阻害薬が発売されてと、近年糖尿病の治療が一新され、最新のデータでも糖尿病のコントロールの指標であるHb-A1c6.8%と、あくまで糖尿病患者さんの平均値ではありますが非常に良好なコントロールの方向性となってるのも事実です。

そういった中でインスリン治療の位置付けも最近では変わってきてると思われますが、決してインスリン治療が悪いというわけではないのですが、糖尿病早期からの治療であればインスリン治療行わずとも良好なコントロールが得られるということだと思います。

その中で今回の講演で藤本先生はインスリンとともに血糖値を一定に保つホルモンであるグルカゴン分泌に目を向けたご講演でした。

グルカゴン分泌はインスリンとは反対に血糖値が下がって糖を必要とするようになったときに肝細胞に作用してグリコーゲンの分解を促進する働きがあるものです。

こういった働きを利用して今後現存多々ある経口血糖降下薬を使い、良好な血糖コントロールを得ることも可能ではというものでした。

近年新たに注目されている糖尿病治療の考え方ではありますが、もちろん“グルカゴン分泌試験”など以前からあり、この古くて新しい考え方を今回ご教授いただいたと思います。

非常に参考になりありがとうございました。

参加された先生方、お疲れ様でした。

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2016.03.31
〜・〜・なでしこフォーラムin佐賀・〜・〜

先日の大分・別府での『女性のミカタproject〜なでしこフォーラム〜』が、今回「なでしこフォーラムin佐賀」として昨日の3/30ホテルニューオータニ佐賀で開催されました。

この『女性のミカタproject』は女性の健康寿命延伸目指し、2012年『-WOMENS HEALTH-女性のミカタPROJECT』がスタート。

この「なでしこフォーラム」は、そのprojectの取り組みの一環として開催されており、女性の“Well-Aging”に関連した様々な疾患の情報発信として行われてます。

今月は厚労省の定めた31日から38日「女性の健康習慣」に合わせ大分・別府での開催があり、今回の30日の佐賀で開催となりました。

今回のin佐賀では、佐賀大学医学部循環器内科教授野出孝一先生の座長のもと、私の基調講演に続き、岸川整形外科院長である岸川陽一先生から『脊椎外科から診た女性の骨粗鬆症』、また医療法人南里泌尿器科医院院長南里正晴先生から「女性の頻尿」についてご講演をいただきました。

今回の大分・別府、佐賀でのフォーラムは、基本一般の方の対象ではなく、実地医家をやられている開業医の先生方をお招きしての開催です。

実際このprojectで取り上げている「骨粗鬆症」・「過活動膀胱」は、女性のWell-Agingを阻害するにもかかわらず、潜在化しやすく、また多くの患者さんが“かかりつけ医”の先生に診ていただきたいという要望も多いことから、このprojectを拡めていくにはまず「かかりつけ医」がゲートキーパーになるということが重要で、その“かかりつけ医”の先生方のご理解とご協力がなければprojectの裾野も拡がらないということで開催されました。

まずは参加された先生方がこのフォーラム通じ、このprojectにご参加いただき、そしてそのそれぞれ自院の患者さんにfeedbackしていただき、それらのデータをもとに更なる女性の健康寿命延伸に繋がればと思い、今回私もこの2講演に参加させていただきました。

今回座長をしていただいた野出孝一教授の配慮ある進行、岸川陽一先生のプライマリケア医の骨粗鬆の関わり方、南里正晴先生の非専門医の過活動膀胱に対しての取り組み方や専門医へのコンサルテーションの仕方など、両先生にはわかりやすいご講演をしていただきました。

座長、ご講演していただいた先生方はじめ、ご参集いただいた先生方お疲れ様でした。

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2016.03.30
📓・医療問題研究会・📓

昨日(3/29)は福岡・山口弁護士会の『医療問題研究会』の定例開催です。

今回は内科領域1事案に、外科領域1事案、整形領域2事案の計4事案でした。

下関の弁護士先生からも事案いただき皆で検討いたしました。

なかなか難しい事案もあり、専門領域の先生への打診など含め検討いたしました。

非常に内容の濃い検討会となりました。

研究会後は、これまた定例の懇親会が行われ、ここでも事案の継続検討などありました。

参加された弁護士先生方、お疲れ様でした。

弁護士ー1 弁護士ー2 弁護士ー4 弁護士ー3 cdc30c230a001d5862a0ba17e6a5513f

2016.03.29
📖・診療報酬改定説明会・📖

昨日(3/28)は九州厚生局と県医師会主催の『平成28年度診療報酬改定説明会』が旧厚生年金会館“アルモニーサンク北九州ソレイユホール”で開催されました。

スタッフと参加しましたが、前回改定の見直しも多少あるようですが、なかなかハードルの高い改定となっており、今後事務スタッフ等で検討が必要と思われます。

ただ、いつものこととはいいながら多くの医療機関で人が一杯^_^;

2年前の前回は雨でしたが、今年は晴れてて救いでした(^_^)v

説明会後はスタッフと知り合いのお店で食事がてら説明会の総括し、癒え気を養いました( ^ω^ )

改定ー5 改定−1 改定ー2 改定ー4 改定ー3

2016.03.19
〜・〜・糖尿病領域講演会・〜・〜

昨日(3/18)は糖尿病領域WEB講演会で、糖尿病専門医が“糖尿病コーチング”という手法で患者さんとの信頼関係を築く『〜患者のやる気と元気を引き出す会話術〜』という講演を聴きました。

当初「糖尿病コーチング」とは何か勉強不足で分かりませんでしたが、要は患者さんたちとのコミュニケーションが医療者(特に医師)から患者さんへの一方通行ではなく、双方向でのコミュニケーションが重要ということを云われてたようです。

内容としては、その双方向のコミュニティを如何にとるかや、人間(患者さん)には幾つかのタイプがあり、そのタイプ別にコミュニティの取り方などのお話でした。

現在の医療コミュニティでは至極当然のことだと思われますし、これは別に糖尿病患者さんだけへのことでもないと思われます。

我々医療者が一方的な高圧的な医療を行うということは、現在では有り得ないとも思います。

というより、こういった患者さんとの良好なコミュニケーションとる手法の一つに、この“コーチング”というものがあるということでしたが、コーチング???って「指導」とか「指南」etcという意ですよね。

これって無茶苦茶上から目線っていう気がしないでもないのは私だけでしょうか?

何も意識して患者さん目線でとか、優しい口調でとか、するのどうでしょうか。

自然体の診療の中で患者さんとのコミュニケーションがはかれれば良いのではと思います。

少し偏屈な感想となりましたが、ご講演は面白かったと思います。

ありがとうございました。

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