- 2016.01.25
- 🚑クリニックよりお知らせ🚑

昨日(1/21)はリーガロイヤルホテル小倉で『小倉内科医会実地医家講演会』が開催されました。
今回は小倉内科医会の学術担当「たまき腎クリニック」院長玉置清志先生からの【浮腫(むくみ)を診よう〜慢性腎臓病の鑑別診断】というご講演、特別講演に九州大学大学院病態機能内科学講師である升谷耕介先生から【高齢者と腎臓病】のご講演をいただきました。
このお二方は師弟関係のようで、玉置先生からは日常臨床で多く遭遇する浮腫みの性状などの診方よりどういった浮腫みなのかという非常に臨床に則したご講演をいただきました。
升谷先生からは各腎臓病、特にネフローゼ症候群などの原因疾患群などを年代別や、病理学的に詳しくご講演頂き、現在の九州大学の先端医療を垣間見た感じが致しました。
両先生も病理畑ということもあり、病態生理学に長けており、我々実地医家では見落としがちな貴重なアドバイスをいただいたと思います。
浮腫みは本当に臨床の現場ではよく遭遇し、私の範疇である肝疾患でも多く診られるもので、改めて浮腫みの基礎的なところからの勉強になりました。
玉置先生、升谷先生ありがとうございました。
昨日(1/20)はリーガロイヤルホテル小倉で『第4回小倉北区認知症勉強会』が開催され、自院の「認知症患者さんの現状」という演題で講演をさせていただきました。
内容はまず、昨年クリニックの移転もあったためクリニックの紹介行い、以降は外来や施設関係での認知症患者さんの割合や、認知症患者さんの持っている合併症や、高血圧・糖尿病など生活習慣病持つ患者さんでの認知症の割合に、また実際の4症例ほど提示させていただき、後半は認知症に対する考え方・取り組み方に、抗認知症薬の私の私見など織り込み、最後は総括としてまとめさせていただきました。
質疑では殊の外糖尿病に絡んだ認知症の話題に終始したのには意外で、やはり最近糖尿病患者さんでの認知症の関係、特にインスリンがアミロイドβタンパク(老人斑)を分解する作用があると言われており、こういった概念より糖尿病患者さんでは健常人に比し認知症リスクが高いということもあっての今回の質疑での盛り上がりかなと思いました。
今回の発表においてクリニックのデータをまとめることで、私もクリニックの認知症患者さんの傾向がみえたり、新たな改善点がみえたりと、座長の三原先生からの依頼で発表させていただきましたが、いい経験となりました。
三原先生はじめ、昨日は非常に寒い中ご出席いただいた先生方、ありがとうございました。
昨日(1/18)『平成27年度かかりつけ医認知症対応力向上研修』の後編が行われました。
先日の1/14木曜日に前編が開催され、この両日通じ「かかりつけ医の役割」、「診断と治療」、「連携と制度」と3編構成で研修がありました。
近年認知症は様々なところで話題となってきてますし、単なる認知症と単独の疾病ではなく、認知症が様々な疾患と関わってきてることも言われてます。
昨年厚労省も認知症施策推進総合戦略としての“新オレンジプラン”を掲げ、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けてと各郡市医師会でも“オレンジドクター”として医師会のかかりつけ医認知症の会が主体となって様々な講演・研修会が盛んとなってます。
クリニックも所属しており、「こくらオレンジドクター」として認知症対策に積極的に関わっているところです。
今回も研修通じ更なる対応の向上に寄与できればと思います。
なお、僭越ですが明日の1/20リーガロイヤルホテル小倉で『第4回小倉北区認知症勉強会』クリニックの認知症の取り組みでの講演を行わさせていただきます。
また、その模様をアップできたらと思います。\(^o^)/