- 2015.11.10
- 🚭〜・禁煙スキルアップセミナー・〜🚭
昨日(11/9)は『北九州禁煙外来スキルアップセミナー』がステーションH小倉で開催されました。
クリニックでも禁煙外来行っており、実際禁煙外来専門で行ってる先生方や、医療機関がどのような禁煙指導行っているかと思い参加です。
講演-1では、熊本市民病院の禁煙外来専門看護師の藤本Nsからの「禁煙支援のコツ」という演題でしたが、行動変容ステージングで認知的不協和から禁煙関心期→禁煙準備期→禁煙実行期→禁煙維持期へ持って行く内容でした。
専門的でよく分からないと思いますが、要は例えば肥えた人が肥満は悪いと思っているが、甘いものはやめられないといったことが認知的不協和で、まずは禁煙ということを認識(関心)させることからといった内容です。
また、講演-2では医師の立場から産業医科大学若松病院の吉井千春先生より如何に動機付けさせるかという観点からのお話と、よく禁煙したら肥えたという話がありますが、往々に大多数は禁煙後2~3kgの体重増加が殆どで、5kg以上の体重増加は数パーセントらしいです。(統計的には)
ただ、1日20本の喫煙者と標準体重40kgオーバーの肥満者の心臓病死のリスクは同じ問いうショッキングなデータも出されてました。
また、禁煙外来で保険で認められてるチャンピックスという薬剤は錠剤が基本青色で、この青色もどうなのかというお話もされてました。
青色だからこそ、食欲減退や、嘔気、頭重などあるのではと。
チャンピックス導入から2週めより常用量となり、この常用量の錠剤が青色であり、用量も増えるが、錠剤の色でも副作用誘因となるのではというお話でした。
いずれにせよ今回お話いただいた先生方の医療機関は禁煙外来専門で、やはり専門外来に行ってまで禁煙しようと思う方は、それなりの思いがあって行かれると思いますし、我々のようなクリニックでは比較的敷居も低くとりあえず噛んでくる方も多いと思われるので、なかなか専門外来のような指導も難しいと思いましたが、いろいろな工夫もあるのだなと感じた講演会でした。
ご教授ありがとうございました。