北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

ブログBlog

2015.11.21
📖〜・在宅医療福祉ネットーワーク研修会・〜📖

昨日(11/20)、市立商工貿易会館で小倉医師会主催の『在宅医療福祉ネットーワーク研修会』の第18回研修会が開催されました。

今回は「知っておくと役立つ最近のがん疼痛症状緩和治療」というテーマで、東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンター長の大津秀一先生のご講演でした。

大津先生は緩和医療では第一人者の先生で、緩和医療のオフィシャルブログもち、「間違いだらけの緩和薬選び」・「世界イチ簡単な緩和医療の本」など著者も多数持たれてる先生です。

今回がん性疼痛に対してのご講演も、まずは麻薬系使用に関わる多くの悩みである便秘対策のお話から始まり、医療用麻薬系であるオピオイドや、NSAIDs、アセトアミノフェン等々の使用に対し、まず痛みの性質が内臓痛なのか、体性痛なのか、はたまた神経障害性疼痛なのか、部位は、疼痛での不眠など生活への影響は等々細かく病態・状態に応じた疼痛治療に対してお話されました。

がん性疼痛は最たるものですが、“がん性”に限らず疼痛は人間にとって非常にストレスフルなものですし、それが終末期の患者さんとなるとまずは痛みを如何にして和らげることが出来るか、如何に疼痛緩和で余命を充実させてあげられるか、などが重要になってくると思います。

我々実地医家での疼痛治療は外来でも、訪問でも患者さんによっては求められることもありますし、来年度以降の在宅医療では“重症度”に応じて診療が求められそうな感もあり、終末期の疼痛ケアも今後は在宅ではもっと求められると思いますので、今回はいい研修となりました。

大津秀一先生ありがとうございました。

在宅ー2 在宅ー3 在宅ー1

2015.11.19
📖〜・北九州認知症予防研究会・〜📖

昨日(11/18)、小倉北区のパークサイドビルで『第4回北九州認知症予防研究会』が開催されました。

北九州認知症予防研究会は、日本認知症予防学会(理事長:浦上克哉鳥取大学医学部教授)の事務局長である北九州は八幡東区にある西野病院理事長西野憲史先生が中心となっての研究会です。

今回は認知症サポート医で認知症予防学会所属の後藤先生のご講演で、「認知症の早期発見の有用性」のお話を診断治療含めお話ししていただきました。

特に認知症と糖尿病の関係は近年いわれて久しいですが、糖尿病だけじゃなく高血圧や脂質異常症(メタボ)などの生活習慣病や、骨粗鬆症なども認知症の誘因、もしくは増悪因子となってきてるということです。

また、今後少子高齢化がもっと進み、この高齢化の中で認知症者が更に増加傾向が推測されており、今後近年の認知症増加ペースで認知症持つ高齢者が増加すると、ただでさえ高齢者を支える若者は少ない上に、こういった高齢者が増えるということで更なる異様な社会現象となるのではと思われます。

そういった意味でも、認知症はもはや特別な疾患ではなく、common diseaseとして捉え、できるだけ早期の診断で、早期治療が今後更に求められると思われます。

今回の講演で早期診断の有用性をご指示頂きありがとうございました。

認知症ー2 認知症−1

2015.11.17
📖〜・北九州肝臓病懇話会・〜📖

昨日(11/16)、独立行政法人国立病院機構小倉医療センターで『第452回北九州肝臓病懇話会』が開催されました。

この会は先日ブログにあげた「北九州肝腫瘍研究会」にも増して歴史ある会で、北九州の肝臓病の重鎮の集う比較的セミクローズな会で、かなりマニアックな症例検討などなされます。

今回もATL絡んでの診断難渋症例や、明らかな肝障害指摘なくて肝外シャントからの肝性脳症発症症例などご講演があり、非常に希少な症例を勉強させていただきました。

また、ミニレクチャーでは久留米大学で肝癌グループの同じアンギオ斑で一緒だった、当時若手のホープで現在は戸畑共立病院でご活躍されてる松垣先生の肝動注療法の歴史から最新の知見までのお話をしていただきました。

非常に中身の濃い会で、多少疲れましたが、良い症例検討に、現在の肝癌治療での肝動注の位置付けなど、非常に勉強になり、ありがとうございました。

肝臓病ー2 肝臓病ー3 肝臓病ー4

2015.11.16
💒〜・健診サポート・〜💒

一昨日と昨日の土・日(11/14-11/15)毎日西部会館で、東京の健診専門クリニック「笹塚クリニック」の、北九州地区での健診ドクターサポー トをしてきました。

ドクターサポートと謂いましても、基本医学的な助言を受診者にお話・指導するだけですが、受診者は、全くの健康者から、既往歴があり、かかりつけのある方 や、全く医療機関にかかってなくて多少問題のある方等々の方々、また受診者は市内にとどまらず、豊前や筑豊、はたまた粕屋など広範に渡って来られております。

この健診は年に3回(3-7-11月)の健診で、健診者も普段診ていない私が助言することや、私の下手な助言で不安にさせるのも問題があり、受診者が惑わないようにと、多少の気遣いが入ります。

結果は後日郵送されると思われますが参考にされ、次回の健診に受診される方は、今回の結果もとにお話ができればと思います。

土日で100名余の受診者で、スタッフの皆様、受診者方々お疲れ様でした。

笹塚−1 笹塚ー3笹塚ー2

2015.11.16
📖〜・かかりつけ医認知症研修会・〜📖

先週末の土曜日(11/14)に小倉医師会館で『小倉医師会かかりつけ医認知症の会第8回研修会』が行われました。

今回の研修会は「コウノメッソド」を提唱する名古屋フォレストクリニック河野和彦院長のご講演で、非常に認知症ではご高名の先生で、福岡県内はもちろん、宮崎や、遠く千葉からも今回のご講演を聴きに来られ、盛況な研修会となりました。

で、提唱する「コウノメッソド」ですが、要は“副作用を出さない認知症治療”ということのようです。

認知症の諸症状には、認知症の方なら誰でも現れる症状(記憶障害・見当識障害・高次機能障害、等)である中核症状に、徘徊や妄想・せん妄、幻覚・幻聴、暴力・暴言、介護拒否など、残存する神経機能が外界への反応として示すと考えられる周辺症状があります。

こういった認知症の患者さんの治療で、現在4種類の抗認知症薬が出てるのですが、前述の如く認知症の症状には様々な症状があり、現在の抗認知症薬の定常量での有効性には個人差もあり、実際のところ抗認知症薬の影響で、興奮性が出たり、うつ傾向が出たりとあることも事実で、今までも多少の抗認知症薬の調整や、抗認知症薬の変更調整などは行ってはきましたが、根本—実は抗認知症薬の定常量による副作用で治療に難渋している場合もあるのでは、という今までそういった面で患者さんを診てなかったような今回のお話で、認知症の症状を“陽証”・“中間証”・“陰証”で病型別けして、興奮系か、抑制系かで抗認知症薬の定常量にとらわれずに、また各抗認知症薬をよく理解し治療するといったものでした。(何か、漢方的な考え方に似てるような感もありますが)

今回のご講演は私にとって非常に革新的な感じのご講演で、非常に恥ずかしい話ですが、私自身先生に対しての情報が疎かったと反省しております。

実際診療の場では保険診療とも問題もあることもあるようですが、実践して非常に有効度も高いのではと感じた次第で、実臨床でも医療提供が出来そうな方もおられますので、まずはそういった方から診療して、認知症の診療の幅が拡がればと思います。

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