北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

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2015.11.14
📖〜・一 糖 会・〜📖

昨日(11/13)リーガロイヤルH小倉で『第40回一糖会』が開催されました。

この会は産業医科大学第一内科の岡田洋右先生が中心となって、医師のみならず看護師や栄養士などコメディカルにも門戸を開いてる会で、毎回非常に多くの出席者が来られます。

また、ご講演を招く先生も順天堂大学の河盛隆造先生や、川崎医大の加来浩平先生など糖尿病では第一線の先生方を招いての講演です。

今回も東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内分泌の門脇孝教授招いてのご講演でした。

演題は「2型糖尿病の病態と治療」ということでしたが、門脇先生は「第3次対糖尿病5カ年計画」の策定に関わられた先生で、現在抗糖尿薬の進歩でかなり血糖コントロール、特にヘモグロビンA1cのコントロール良好な傾向になってはきてるものの、まだやはり合併症の上昇傾向、特に心血管イベントの増加傾向や、糖尿病予備軍の増加等あって今回の新たな「5カ年」計画のようです。

統計でヘモグロビンA1c=7%くらいで急な心血管イベントリスクの低下もあるということで、如何に糖尿病患者さんの血糖コントロール、ひいては服薬コントロールや、運動食事療法をどうコントロールしていくか、特に肥満症と糖尿病の関わりで、単に糖尿病のみの患者とで肥満症が加わると約1.2~1.5倍のがんリスクもあるという統計もあるようです。

したがって、従来前の“医学的アウトカム”のみならず、これからは“QOLアウトカム”も念頭に生活の質の向上、治療の質の向上を目指すということです。

確かに我々が処方するクスリは、しっかり服用するかしないかは患者さん次第で、基本服用遵守という信頼で診て処方させていただいてますが、実際はしっかり服用されてない患者さんがおられるのも事実です。

患者さんの生活環境など今まで十分踏まえてきてたですが、今後は更に個別に求められると思います。

今回の講演でまた難しいテーマを与えられたのではと感じた次第です。

一糖会-1 一糖会-2 一糖会

2015.11.13
📖〜・肝腫瘍研究会・〜📖

昨日(11/12)は、『第92回肝腫瘍研究会』がアルモニーサンクで開催されました。

今回は2演題とも“診断に苦慮した”という共通点があり、それぞれの施設でどういった難渋症例かと期待持っての参加でした。

今回は演者が研修医ということもあり、十分なプレゼンテーションがなされず、座長も進行に難渋(?)してた感もありました。

確かに肝臓以外に原発巣らしき病変があり、肝臓の病変が転移性なのか、肝原発なのか、や、肝炎ウイルスの評価や、はたまた糖尿病等あればNASH(ナッシュ)や、繊維化マーカーなどはどうか、など多方面で症例の検討がいると思われますが、研修医、もしくはそれに近い先生だと難しいところもあり、やはり上級医の同席も重要だと思いました。

ましてやこの肝腫瘍研究会は、会も古く、北九州での肝臓に関しての強面( ; _ ; )/~~~の重鎮揃いで、病理組織検討まで行う研究会はそうないので、ベテランの先生でも多少の緊張はある会ですが、今回は以上の内容で意外と柔和な雰囲気で会も進行し、たまにはこういった流れの会もいいのかなと感じた次第です。

アルモニーサンク 肝腫瘍−10 肝腫瘍

2015.11.11
📺〜・〜・“待合くん”・〜・〜📺

この11月より『待合くん』という日経メディカル開発が制作・監修する医療・健康情報番組をクリニック待合のテレビで流してます。

待合−2 待合−1

待合くんは医療・健康情報番組中心に、心身のリラックスを促す癒しの番組や、クリニックからのお知らせなどを編集して、待合室のテレビに放映する番組配信サ−ビスです。

待合−5 待合−3

クリニックのオリジナル番組では、診療時間や検査などの各種案内、診療方針やスタッフ紹介、地域、行政からのお知らせなど、患者さんが普段知る機会の少ない情報を番組にして放映します。

待合ー5 待合ー6 待合ー7

待ち時間は患者さんにとって不安や退屈な時間です。待合室を安心感のある、落ち着いた雰囲気に変え、少しでも不安感を軽減したり、病気を知ってもらったり、検査の意欲を高めるなど、また、クリニック側からの「お知らせ」も伝わりやすく、多面的な効果が発揮され、患者さんの待ち時間を有意義なものにしつつ、良好なアメニティ−空間を創出する効果があると思われ、このような情報提供により、患者さんとクリニックとのコミュニケーションが深まればと思います。

待合ー8 待合−3

2015.11.11
📖〜・学術講演会・〜📖

昨日(11/10)は、新小文字病院の『第42回学術講演会』がステーションH小倉で開催されました。

新小文字病院の学術講演会は、旧小文字病院から数えて今回で第42回と歴史のあるものとなってきてます。

毎回毎回テーマを変え、聴講する者を飽きさせない努力も感じます。

今回は医療被曝について、新小文字病院の医療技術部長で放射線科技師長である茂呂田孝一技師長と、関西医科大学放射線講座米虫敦助教からご講演にただきました。

茂呂田技師長からは、放射線科の立場から医療従事者のみならず、患者さんへの被曝リスクなどお話ししていただき、米虫先生からは医療従事者の被曝防御が如何に重要かというお話しをしていただき、両講演とも非常に内容の充実した講演で、私どもクリニックレベルでも日々診療で被曝に関し多少でも気をつけていかねばならないものだと感じました。

今回の面白い視点からのご講演、ありがとうございました。

新小文字2− 新小文字−1 新小文字新小文字病院

2015.11.10
🚭〜・禁煙スキルアップセミナー・〜🚭

昨日(11/9)は『北九州禁煙外来スキルアップセミナー』がステーションH小倉で開催されました。

クリニックでも禁煙外来行っており、実際禁煙外来専門で行ってる先生方や、医療機関がどのような禁煙指導行っているかと思い参加です。

講演-1では、熊本市民病院の禁煙外来専門看護師の藤本Nsからの「禁煙支援のコツ」という演題でしたが、行動変容ステージングで認知的不協和から禁煙関心期→禁煙準備期→禁煙実行期→禁煙維持期へ持って行く内容でした。

専門的でよく分からないと思いますが、要は例えば肥えた人が肥満は悪いと思っているが、甘いものはやめられないといったことが認知的不協和で、まずは禁煙ということを認識(関心)させることからといった内容です。

また、講演-2では医師の立場から産業医科大学若松病院の吉井千春先生より如何に動機付けさせるかという観点からのお話と、よく禁煙したら肥えたという話がありますが、往々に大多数は禁煙後2~3kgの体重増加が殆どで、5kg以上の体重増加は数パーセントらしいです。(統計的には)

ただ、120本の喫煙者と標準体重40kgオーバーの肥満者の心臓病死のリスクは同じ問いうショッキングなデータも出されてました。

また、禁煙外来で保険で認められてるチャンピックスという薬剤は錠剤が基本青色で、この青色もどうなのかというお話もされてました。

青色だからこそ、食欲減退や、嘔気、頭重などあるのではと。

チャンピックス導入から2週めより常用量となり、この常用量の錠剤が青色であり、用量も増えるが、錠剤の色でも副作用誘因となるのではというお話でした。

いずれにせよ今回お話いただいた先生方の医療機関は禁煙外来専門で、やはり専門外来に行ってまで禁煙しようと思う方は、それなりの思いがあって行かれると思いますし、我々のようなクリニックでは比較的敷居も低くとりあえず噛んでくる方も多いと思われるので、なかなか専門外来のような指導も難しいと思いましたが、いろいろな工夫もあるのだなと感じた講演会でした。

ご教授ありがとうございました。

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