北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

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2015.10.22
💊アドバイザリーミーティング💊

昨日(10/21)は製薬メーカーのMRMedical Representatives:医薬情報担当者)のpresentation『アドバイザリーミーティング』にアドバイザーとして、所長はじめMRとの製品薬剤について議論させていただきました。

MRも通常会社からの通り一辺倒のプレゼンだけでなく、糖尿病の薬を糖尿病専門医以外の医師と話すことで、今後のMR活動の指針の一つにしたいという趣旨で行われ、種々議論させていただきました。

MRからも様々な意見が出て、最後の所長のコメントに私の話で多少なりとも今後のMR活動での一助になる旨のお話があり、どこまでアドバイスができたかわかりませんが、こういったミティングの継続要望もあったりと、MRとのいい場を提供させていただきました。

参加の皆さん、お疲れ様でした。

MR-1MR-2MR

2015.10.20
📖〜・生活習慣病フォーラム・〜📖

昨日(10/19)ホテルニュータガワで『生活習慣病フォーラム』が開催されました。

今までにも何度か開催されていますが、このフォーラムは呼吸器系と糖尿病関連のコラボしたフォーラムです。

今回も呼吸器系では気管支喘息の吸入薬中心に、慢性気管支炎や、気管支喘息、肺気腫などの慢性呼吸器疾患と、COPD(=慢性閉塞性肺疾患)絡めたご講演を、おさき内科・呼吸器科クリニック尾崎真一院長がわかりやすいご講演をしていただきました。

中でも“病期の進行と重症度は一致しない”と申していたのが印象になりました。

また、COPDの状態が健康と日常生活にどのような影響を与えているかという示唆に「CATCOPDアセスメントテスト)」というのがあり、これがCOPD患者さんの病状の客観的把握に適しているという紹介も症例通じてあり非常に勉強になりました。

特別講演では九州労災病院の田中誠一副院長より、最新の糖尿病治療に関してのご講演がありました。

先日5番目となる経口血糖降下剤の配合剤(DPP-4阻害薬とビグアナイド薬の配合剤)エクメット配合錠が発売されました。

経口血糖降下剤は従来よりある、 SU薬、グリニド薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬などのインスリンの分泌を促す薬、 α-GI薬の糖質の吸収を遅らせる薬、 ビグアナイド薬、チアゾリジン薬のインスリンの作用を強める薬、 SGLT-2阻害薬の過剰な糖を排泄させる薬とあり、この経口血糖降下剤に、近年では配合剤であるピオグリタゾン/メトホルミン配合錠、ピオグリタゾン/グリメピリド配合錠、ミチグリニド/ボグリボース配合錠、アログリプチン/ピオグリタゾン配合錠に加え、今回DPP-4阻害薬とビグアナイド薬の配合剤が発売され、糖尿病の内服薬だけでも以上の種類があり、これにまたインスリン製剤とあり、これらで糖尿病患者さんの個々の病態にあわせて経口血糖降下剤の単剤治療や、幾つかの薬剤組み合わせでの治療が可能となってきました。

ただ、非常に多くの経口血糖降下剤があるため、何がどの特徴があるか、どの配合剤が何との配合か、各々の薬剤の副作用はどんなのがあり、何と組み合わせたら良いか(相性)など、診療も多岐にわたり我々(私だけかも)頭を悩ますことも事実です。

配合剤に関しては、他にも高血圧治療薬の降圧剤や、消化器関係、抗血小板関係等々でも出ており、現在は配合剤が流行となってる感さえあります。(これには先発メーカーの思惑が大だと思いますが:私見)

ただ、配合剤の出現により、患者さんの服薬のコンプライアンスが上がるのも確かです。

もちろん細かな調整がしづらいや、副作用が出た時にどの成分のもので出たのか判別しづらいなどのデメリットもあります。

医療コストに関しては、高価か安価かはそれぞれの組み合わせや、他剤との兼ね合いもあり一概には判断は出来ませんが、単純に配合剤はその単剤同士での比較では殆んどが低価格となってます。

いずれにせよ今回のご講演もですが、我々が各々の薬剤の特徴理解し、それを患者さんの病態にあわせてよく吟味して使用することが求められると思います。

ご講演いただいた先生方、座長のいのくち内科クリニックの井口信夫先生に、今回参加された先生方お疲れ様でした。

生活−1生活−2生活−3生活

2015.10.17
〜・〜・ハローウィン・〜・〜

ハローウィンの時期ですね。( ^_^)/~~~

巷では、色々なところではハローウィンの飾り付けを目にしますね。(#^.^#)

クリニックでも細やかですが飾り付けしてみました。(^O^)

患者さんの多少なりとも癒しになればと思います。( ´ ▽ ` )

我が家の子達へのハローウィンカレー、一枚( ^ω^ )

ハロ〜1ハローー2ハローー3ハロー

2015.10.16
🏥〜・小倉医師会医療安全シンポジウム・〜🏥

昨日(10/15)は、小倉医師会館で『第38回小倉医師会医療安全シンポジウム』が開催されました。

テーマは感染症対策についてで、→「インフルエンザに罹らないために」、「療養型病棟における感染対策」、「外来診療での感染症対策の基本とコツ〜ノロウイルスなどの院内感染を減らすために〜」という各論で講演・ディスカッションとなってました。

この医療安全シンポジウムは、ある種開業されてる医療機関はDutyな面もあるのですが、クリニックなどで開業してると、こういった情報等が乏しくなることが危惧され、Dutyとはいえクリニックのスタッフ含め時間があれば参加された方がいい講演会だと思います。

特に今回のテーマである『感染症』、これからの時期はインフルエンザウイルスにノロウイルスなどが注目されますが、最近ではエボラ出血熱や、MARSウイルス感染症、デング熱なども懸念される感性症ですし、AIDS(STD)、結核も増加傾向にあることをみれば、如何に我々が感染症の脅威に晒されてるかと思います。

今回も感染症予防でリスク回避ということで、手指衛生・うがい、咳エチケットなどの基本的予防は当然のこと、環境整備—これは個々人の環境もですが、医療機関同士での連携網の整備・連絡するタイミングなども重要な環境整備と思われます。

私は自身のクリニックHP(https://sagara-cl.com/contents/policy/)でも謳ってますが、クリニックこそ医療の最前線=戦争の最前線と同じと思ってます。

日々どんな患者さん(敵)が来るやもしれません。

小銃の人、マシンガンの人、バズーカ砲の人、大砲・ミサイルなど、どんな大物が来院するのかわからないのがクリニックで、尚且つクリニックは装備が乏しいときてます。

したがって、情報網は重要ですし、自己防衛も重要だと思います。

今後も医師会通じたこういった会での情報も意義を持て参加し、患者さんへの有益な情報提供の一助になればと思います。

医師会講堂医師会講堂〜1

2015.10.15
📖〜・認知症と排泄ケア・〜📖

昨日((10/14)の講演会『認知症と排泄ケア』ということで、認知症者の排泄ケアをどうするのか?何かコツがあるのか?って、思い参加したのですが、講演は認知症のアルツハイマー型はじめ、最近話題のレビー小体や、脳血管障害など認知症のタイプ別特徴や、それぞれの抗認知症薬の説明などから認知症者の排泄に関してで、認知症者では機能性尿失禁が必発らしく、トイレでの排泄意思がないことも多いらしく、そういった特徴踏まえての認知症者に対しての排泄ケアが求められる、といった講演でした。

今回のこの講演会には介護職の方や、コメディカルの方なども多く参加されており、本来であれば、認知症の方の排泄にはこういう特徴があって、こういったケアをすれば、っていった講演を期待してた(少なくとも私はそうだったですが)かと思われますが、でなかったので個人的には多少的外れの感があり、だからこそ認知症者では排泄ケアは「どうすんの」って思うわけで、今回のこの講演が参加の介護者やコメディカルにはどうだったかと思った次第です。

ただ、我々にとってというより、私にとっては講演の中で、認知症者の機能性尿失禁必発で、過活動膀胱(=OAB)では尿意切迫感が必須で、尿失禁は必須ではないということであり、安易に頻尿があるからOABで治療開始は多少問題があるとのことで、容易に過活動膀胱としての治療でなく、どういった認知症タイプなのか、失禁なのかの評価が重要とのことでした。

特に膀胱に関しては、脳の前頭葉の影響も大きいようで、アルツハイマー型認知症よりは、隠れ脳梗塞の方が失禁に関わることが多いとのことでした。

また、過活動膀胱薬の一部には認知症を増悪させるものもあるようで、最近では糖尿病や睡眠導入剤などの認知症へのリスクもいわれており、容易な過活動膀胱での内服選択にも留意要すかと思われます。

が、レビー小体型認知症は、パーキンソン病と類似疾患で、アルツハイマー型認知症より失禁が少ない。

また、かくれ脳梗塞は、前頭前野での障害、基底核障害等ではアルツハイマー型より失禁傾向が強いということらしいです。

また、一般演題での『排尿日誌の重要性』は、OAB等での治療管理に排尿日誌は重要なのだろうと思いますが、通常クリニックでは難しいのではと感じた次第です。

今回の講演会、期待外れの面もありましたが、得るものも多少あったかなって感で、こういったこともたまにはってことですかな( ´ ▽ ` )

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