北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

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2015.10.02
📖小倉肝炎医療連携セミナー📖

昨日(10/01)は『小倉肝炎医療連携セミナー』が開催されました。 今回は1st announcementで腎臓関係との医療連携でした。 近年C型慢性肝炎の治療もIFN(インターフェロン)+リバビリン療法から、直接作用型抗ウイルス剤(DAA:Direct Acting Antivirals)用いた治療に変わり、非常にC型肝炎の治療奏功率(場合によっては100%近くの奏功率)も上がり、昨年私も形成外(皮膚)科や眼科医療機関中心に肝炎治療の啓蒙行いましたが、1-2回ではなかなか他科の先生方に周知していただくのに難しいいものがあり、根気よくやっていかないと、と思っていたところでの今回の他科連携セミナーでした。 今回は腎臓関係で、今まで腎臓疾患の患者さんはリバビリンが腎毒性があり、IFN単剤の治療が主体で、IFN+リバビリンの2剤併用や、DAA加えた3剤併用患者さんに比し非常に奏功率が悪かったのですが、昨年発売されたIFNフリーの薬剤は腎臓疾患の方にも使用できるということで、C型肝炎の奏功率も上がるということもあり、参加の先生方にも非常に興味を持って頂くことができました。 元来腎臓で透析などは感染症に非常に留意しており、ウイルス肝炎検査も年2回行っての管理ということらしいです。 が、多くはC型肝炎ウイルスの有無だけで、実際のC型肝炎患者さんのウイルスの種類や量などの精査はされてないことが多いようで、今回のセミナーでも「どうやって調べるのか」、「わかったらどうしたらいいのか」などの質問もあり、非常に興味を持っていただき有意なセミナーとなった感がりました。 今回は腎臓関係でしたが、やはりC型肝炎そのものの掘り起こしには、形成・皮膚科関係への啓蒙が重要と思う次第で、今後このセミナーの継続とともに他科との連携深め、一人でも多くのC型慢性肝炎患者さんの有益性が高めればと思います。

肝炎−2 肝炎−3 肝炎−1

2015.09.29
肺炎球菌ワクチン講演会

昨日(9/28)、『プライマリケアにおける劇症型の肺炎球菌感染症の回避』という肺炎球菌ワクチン関連のIT講演会がありました。

今までは昨年からの肺炎球菌ワクチン定期接種制度が始まったこともあり、肺炎球菌ワクチンの接種推奨等の講演会が多かったのですが、肺炎球菌は発症する疾患は肺炎が有名で、確かに肺炎の原因菌の約5割強が肺炎球菌であり、その死亡率も高齢者では3040%と高く、また肺炎だけでなく、肺炎球菌感染により感染性心内膜炎や、感染性仮性動脈瘤、菌血症などの侵襲性感染症の原因にもなります。

今回の講演でも「40代の女性で摘脾の患者さん、感冒様症状でクリニック受診され、抗生剤の点滴に抗生剤の内服処方で一旦帰宅後、意識障害となり3次救急病院急搬も同日未明に急逝の転帰」となった症例の紹介がありました。

実際こういった症例は稀だとは思われますが、高齢者や小児などに限らず、比較的若い人でも何らかのリスクがあればこういった劇症化の転帰を呈すこともあるということです。

肺炎球菌ワクチンは昨年の65歳以上定期接種で、本年3月時点で65歳以上の約3割が接種した推計となっているようです。(欧米では6割前後)

数年前まで数パーセントであったのが、昨年からの定期接種制度で徐々に接種率の向上が認められているようです。

この肺炎球菌ワクチンの定期接種は、今までも女性での健康寿命延伸ということで女性特有の骨粗鬆症など健康寿命に影響が想定できるものの予防医療強化という意味合いと同じで、この肺炎球菌ワクチンも肺炎球菌による肺炎球菌感染症を予防することで健康寿命の延伸にも繋がることと思います。

肺炎球菌は,とくに冬と春の初めに一般に人の気道に定着する。拡大は飛沫によることも多く、これからの時期インフルエンザもあり、肺炎球菌ワクチンの定期接種もありますが、インフルエンザと同時接種も推奨されてます。

クリニックでは7年前の開院当初よりインフルエンザとの同時接種を勧めておりましたが、今後も高齢患者さんには現状通りの肺炎球菌ワクチン推奨行っていきたいと思います。

肺炎−2  肺炎−1

2015.09.26
📓医療問題研究会📓

昨日(9/25)定例の弁護士会の『医療問題研究会』がありました。

今回も事案として内科系や外科系と多数の案件が提示されました。

後の懇親会でも、今回提示された事案以外での論議もあり盛り上がりました。

今回、来月の研究会が11/30から11/29へ変更で、弁護士会館で『カルテも見方』講演の依頼が改めてありました。

今までの2回ほど同様の講演はしていたのですが、今回は電子カルテ含めた講演依頼です。

弁護士先生方へどこまで有益な講演になるかわかりませんが、一助になればと思い行わさせていただきます。

医問医問−2

 

2015.09.25
💉平成27年度インフルエンザ予防接種のご案内💉

平成27年度インフルエンザ予防接種のご案内

  1. 予約開始 平成27924日(木)
  2. 接種期間 平成271013日(火)〜平成271219日(土)
  3. 接種形態 基本予約制で行っております。

     かかりつけの患者さんは外来時に接種日程の確認をさせて 

     いただきますが、一般の方は下記までご連絡の上予約をお

     願いいたします。

※予約番号 TEL 093-512-5068

  1. 接種料金について

平成27年度の接種料金が、以下の理由で変更となっております。

→平成26年度までのインフルエンザワクチンは、A2種とB1種の3価のワクチンでしたが、今年度はこれまでのワクチンにさらにB型1種の型を加えた4価のワクチンとなっております。

 

  平成27年度インフルエンザワクチン製造株

    A型株

     ・A/カリフォルニア/2009(X-179A)(H11)pdm09

     ・A/スイス/9715293/2003(NIB-88)(H32

    B型株

     ・B/プーケット/3073/2013(山形系統)

      ・B/テキサス/2/2013(ビクトリア系統)

  インフルエンザワクチンの製造株は日本全国共通のものです。

  医療機関によって差がないため、どこで接種されても同じです。

 

したがいまして、ワクチンの納入価格が高くなった分、接種料金も高くなっておりますので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

 

  • 今年度のインフルエンザワクチンの1回接種量は、昨年と同じです。

 6ヶ月以上  3歳未満  = 0.25ml   (必ず2回接種します)

 3歳以上   13歳未満 = 0.5ml   (原則2回接種します)

 13歳以上        = 0.5ml   (原則1回接種です)

 

以上、ご確認の上、よろしく願いいたします。

               医療法人さがら内科クリニック 院長

2015.09.25
小倉内科医会実地医家講演会

昨日(9/24)は、小倉内科医会実地医家講演会がリーガロイヤルH小倉で開催されました。

今回のテーマは『慢性腎臓病のリン管理:リン制限をいつ始めるべきか』という演題で、自治医科大学分子病態治療研究センター抗加齢医学研究部教授である黑尾誠先生にご講演いただきました。

今回のテーマは腎臓専門医や透析専門医以外の、一般実地医家の先生方にはあまり馴染みのない(少なくとも私には( ´ ▽ ` )ノ)テーマで、少々敷居の高い感があるものでした。

ただ、リンやカルシウムなど体内のミネラルが正常に代謝されるのには、腎臓が重要な働きをするといったくらいで、馴染みがないからこそ一度勉強という意識で今回の聴講です。

そこで今回のメインでのリンですが、ただ腎臓とリンというわけでなく、副甲状腺や骨の関わりや、、カルシウムやリンが正しく代謝されなければリン代謝異常でリン酸カルシウムによる血管がガチガチに硬くなる「血管の石灰化」が起こり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも上がるという血管系など、当然のことながら全身に関わるということです。

そういった意味でも、リン代謝に今一度意識を向けるといったいい講演会となったと思います。

また、今回の講演会でこういった普段あまり意識しない(してないといけないのですが>* )))><)テーマでの講演会に出ることで、さらに診療の幅を拡げ、患者さんへの有益な診療へと還元できればと思った次第です。

リン−3 リン−2 リン−4 リン−1

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