北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

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2015.06.30
研究会開催報告

直近になりましたが、
来たる平成27年7月4日(土曜日)14:30〜17:40福岡大学メディカルホールで、私も世話人となってる『第11回福岡PEG研究会』が開催されます。
今回は特別講演に「口から食べるため」の胃瘻患者へのケアに、「胃瘻管理と口腔ケア」というテーマでのワークショップが行われます。この研究会は医師のみでなく、看護師はじめコ・メディカル、施設関係も多く参加されてる会です。
参加費¥1,000-がかかりますが、都合のつく関係者方々の参加をお願いいたします。

2015.06.25
学術講演会報告

昨日はリーガロイヤルH小倉で『北九州HBVセミナー』が開催されました。
この会は北九州の肝臓携わる先生方が多く参加されるセミナーです。
現状、C型慢性肝炎は先日もメディア等で新薬等の概報通り、かなりの治癒確率となってきており、肝癌発癌の原因別分類で直近のデータでは、C型は肝炎全体の60%(以前は85%以上)と減少傾向で、最近の肝炎の特徴はNASH(ナッシュ)=いわゆる脂肪肝が20%ほど増加傾向で、これはまだこれからも増加すると思われますが、そういったなかB型慢性肝炎だけはこの20年以上も肝炎全体の15%前後でずっと推移している状態です。C型の遺伝子RNAと、B型のDNAと遺伝子の違いはあるものの、C型肝炎の多くが肝硬変ベースに発癌が多いのに比し、B型肝炎は正常肝でも発癌することが知られており、また特別講演でもある核酸アナログ製剤で、現在B型肝炎の長期予後の改善に寄与しているのは確かですが、B型肝炎が拡散アナログ等で沈静化していた肝炎が、免疫抑制剤や、大量のステロイド治療などで“肝炎の再燃”=De novo(デ・ノボ)急性B型肝炎という病態もあり、これは劇症化の懸念もあります。
以上、C型慢性肝炎は、かなり先のみえた治療となってきてますが、B型慢性肝炎は、まだまだ克服できてない面も数多くあります。
これらも今後の肝臓屋の課題ではと思われますし、講演会終了後の情報交換会でもそういった話題が多くありました。
同時に、C型の治療効果もほぼ100%となってきた時代で、まだHCVと知らない患者さんなどの掘り起こしも、肝臓屋の今後の重要な課題というふうにも思います。
座長の産業医大の原田大教授はじめ、ご講演された先生方有難うございました。
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2015.06.24
学術講演会報告

昨日は「北九州早朝高血圧フォーラム」に参加してきました。
リーガロイヤルホテル小倉で「不眠症シンポジウム」もあってたのですが、最近臨床の場で夜間早朝高血圧の方を散見し実際気になっていたので高血圧の講演会への参加です。
特別講演-1では大阪医科大学の高井真司教授より『脂溶性薬剤の価値』というテーマでのご講演でしたが、当初は脂溶性薬剤とは何ぞやという感がありましたが、降圧剤で脂溶性が高い薬剤は、組織移行性が高く、分布容積も大きいため長時間に有効な作用が働くというお話でした。
で、そういった降圧剤は◯◯◯で、日中夜間の降圧効果に有効という内容でした。
講演-2では、鹿児島大学大学院心血管高血圧講座教授の大石充先生のご講演で、以前たの講演会で拝聴したことはあったのですが、今回は『24時間365日安定した血圧を維持するために』〜仮定血圧測定の重要性〜というテーマでお話されました。
現在先日の高血圧学会のガイドライン改定でも、年齢の家庭血圧の重視でのダブルスタンダードが提唱されてきてますが、教授もお話され、私個人も実地臨床で感じることですが、患者さんに血圧を測ってきていただいて外来で確認することが多いのですが、患者さんには失礼かと思いますが本来測ってきていただく血圧の信頼性も多少問題もあるかとは思います。といっても信じるしかないのですが。
で、最近ではABPMという24時間血圧測定も必要になることもあるかと思います。
というのも、今回の先生のお話やその後の症例検討でも、脳出血既往患者さん90%近くが夜間早朝高血圧を有していたというデータもあるようです。
そのためにも日中のみならず、夜間早朝の十分な血圧コントロールが重要ですし、半減期の長い降圧剤の積極的使用も有用と思います。
で、患者さんの家庭血圧での測定指導の徹底と、患者さんへの信頼をしつつ(患者さんへの信頼がないということは、医師側の指導も下手ということもあるか)今後患者さんの十分な降圧コントロール目指し、患者さんにとっての有益な治療を目指さねばと思った次第の講演会でした。
講演をしていただいた先生方、有難うございました。
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2015.06.23
お知らせ❕

本日平成27年6月23日より、クリニックのホームページとフェースブックとの連携ができるようになりました。
お知らせ、ブログ等の閲覧も可能ですので、これからも医療法人さがら内科クリニックのホームページ&フェースブックをよろしくお願いいたします。
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2015.06.23
学術講演会報告

昨日ステーションホテル小倉で、第3回北九州認知症予防研究会がありました。
北九州医師会は「かかりつけ医認知症医」に比較的力を入れており、今回もその一環での講演会でした。
今回は『糖尿病合併症としての認知症』というテーマで東京医科大学高齢総合医学分野講座の主任教授羽生晴夫先生のご講演でした。
最近糖尿病患者さんでの認知症のリスクはトピックス的に謂われてきており、認知症、もしくは糖尿病関連では世情にあったお話だったと思います。
ただ、教授は高齢者総合医学のエキスパートらしく、糖尿病に限らず高血圧や肥満資質異常等々の所謂生活習慣病全てにリスクがある旨のお話をされてました。
ただ、これらに関しては、『予防できる』認知症とも申されてました。要は、生活習慣病予防が認知症予防ということです。
その中で、糖尿病コントロールもただコントロールをすればいいというわけでなく、高齢者も種々疾患を持っており、高齢者個々にコントロールを要すということです。
したがって、非常に厳格な糖尿病コントロールであれば低血糖のリスクもあり、高齢者によっても一概にはいえないところもありますがヘモグロビンA1cでいえば7.0〜8.5%でのコントロールが良い生命予後を呈してるデータもあるようです。
以上のごとく、糖尿病・高血圧・肥満症・うつ病・喫煙・身体低活動等々が認知症リスクと考えられるということです。
我々内科医も予防できる、もしくは認知症発症を遅らせることのできる、冠者さんへのアプローチが今後求められると思った講演会でした。
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