北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

ブログBlog

2017.09.07
〜・8−9月講演会・〜

89月で

「糖尿病治療エリアミーティングin小倉」では小倉記念病院循環器内科部長の曽我芳光先生より“循環器内科医から見た糖尿病治療”、

「小倉北区Diabetes Meeting」では新小倉病院糖尿病センター長の藤本良士先生より“2型糖尿病患者さんの治療薬の選び方〜患者に薬を選ぶときの基本ルールを再考する〜”、

「北九州肝炎フォーラム」では新小倉病院肝臓病センター長である野村秀幸副院長からの“高齢者への安全なC型肝炎治療”

等々のご講演いただきました。

最近の糖尿病講演ではSGLT2阻害剤のお話が多く、循環器内科の曽我先生も循環器の立場から冠動脈疾患のリスク軽減にはSGLT2阻害剤の選択が多いお話をされてました。

治験をやられてた先生からの以前のご講演でもSGLT2阻害剤はHb-A1cを5%以下には下げないということらしく、Hb-A1c<7%で血糖をもう少しコントロールをしたいというときにはSGLT2阻害剤がいい選択薬になるということでした。

新小倉病院の藤本先生からは、やはりSGLT2阻害剤のお話ももちろんありましたが、経口血糖降下剤全般でのお話で、藤本先生の私見(と言ってましたが)を交えてご講演して頂き、痒いとこに手がとどくような改めて経口血糖降下剤全般のスッキリしたご講演でした。

肝炎の野村先生に至っては、いつもわかりやすくご講演して頂き、私個人としても先生と連携させていただいてる中、非常に貴重なご講演をいただき感謝です。

C型肝炎治療に関しては、年内にも投与期間8週間という今より短期間での経口薬も出る予定もあり、更に高齢者にとっては有益な治療展開ができるのではと考えます。

以上のように、北九州市内にも素晴らしい個々の専門の先生方もおられ、平素は中央の著名な先生方などのご講演を拝聴することもあるのですが、このような身近な先生方のご講演、またご講演の後の情報交換会等々で忌憚のないお話ができる環境は非常に素晴らしいと感じた次第です。

ご講演された先生方、ありがとうございました。

※「北九州肝炎フォーラム」では久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門鳥村拓司教授の“C型肝炎ウイルス駆除後の肝細胞癌治療”のご講演があり『免疫チェックポイント阻害剤』という非常に面白いご講演をいただきましたが、別の機会にご報告をさせていただきます。

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2017.08.08
🚑〜とびうめネット〜🚑

クリニックでは、福岡県医師会診療情報ネットワーク=“とびうめネット”に参加登録いたしました。

???と思われる方もおられると思いますが、まず、『とびうめネット』とはですが、かかりつけ医が患者様の同意の上事前に医療機関を登録することで、登録した患者様が急変等で医療機関へ受診した際に、患者様の病歴や服用中のお薬、アレルギーの有無などが登録医療機関先に即座に閲覧・確認することが出来るネットワークシステムです。

具体的には、

 

とびうめ

こういったネットワークシステムで、いつ何時でも患者様の正確な情報が確認出来、患者様のよりよい治療の一助になると考えます。

※セキュリティシステムもVPNという専用回線を使っての安全なセキュリティ対策の構築をしております。

うめこ

2017.07.21
🎌夏季休診のお知らせ🎌

 

  • 平成29年度クリニック夏季休診のお知らせ ■

 

 

 

8月7

8月8

8月9

8月10

8月11日

8月12

8月13日

AM

    通    

    常    

    診    

    療    

  山の日

 通常診療  

 休   診

PM

    通    

    常    

    診    

    療    

  山の日

 通常診療  

 休   診

 

8月14日

8月15日

8月16日

8月17

8月18

8月19

8月20日

AM

 休   診

 休   診

 休   診

   通    

常    診

    療    

 休   診

PM

 休   診

 休   診

 休   診

 休   診

  通常診療

 休   診

 休   診

 

  • 表記のごとく、

    🎌休診日🎌=8月13日【日】・14日【月】・15日【火】・16日【水】の4日間です。

 

 

                     医療法人さがら内科クリニック  院長祝日

2017.07.15
〜・〜小倉内科医会実地医家講演会〜・〜

先日の7/13木曜日にリーガロイヤルホテル小倉で東邦大学医療センター佐倉病院糖尿病内分泌代謝センター教授瀧野一郎先生による「EPA/DHAと生活習慣病〜ω3系多価不飽和脂肪酸による脂質・免疫・炎症への影響〜」の講演会が小倉内科医会実地医家講演会として開催されました。

何か小難しい演題と思われるかもしれませんが、EPA=エイコサペンタエン酸、DHA=ドコサヘキサエン酸で、お聞き覚えのある方もいるかもしれません。

要はこれらEPA/DHAは“魚油”とよばれる魚から採取される脂肪油で、魚油はパルミチン酸が主とした成分ですが、そこにEPADHAなどのω(オメガ)3脂肪酸である高度不飽和脂肪酸もあり、これらが様々体内で有用な働きがあり、それが脂質代謝であったり、免疫に関わったり、(抗)炎症であったりということです。

で結果、心血管ベントの減少にも関わっているというものでした。

と雑駁にはそうなのですが、詳細はちょっと小難しくなるのですが。(^o^;)

で、今回演者の瀧野教授も申しておりましたが、小難しいことはさておきまずは充分な魚油の摂取が前提ということです。

近年魚油の摂取量は我が国の食事摂取基準に照らし合わせても、中高年でさえ目標摂取量の5060%程度で、若年者に至っては20%前後と程遠い摂取量となってます。

そういった意味では、今後も脳卒中や心筋梗塞などまだまだ減少の要素はないどころか、若年化を呈すのではと危惧されます。

もっと“日本人は魚を食べよ”ということだと思います。

先日もマスコミで日本のサンマの漁獲量が80年台ピークに減少の一途で、近年では台湾や中国などからサンマを先取りされる状況を相まって、政府はサンマの漁獲量の国別制限を設けようと提案してるようで、その提案も我が国の漁獲量24万トンと現在の11万トンの倍以上を目標としてるようです。

これには対象国も納得は行かないまでも、前述の如くもっと80年台前半までの日本のようにもっと魚の摂取をしなければということでもあると思います。

今回の講演を通じ、改めて思って次第です。( ^^) _~~

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2017.07.04
〜・〜Meet The Experts〜・〜

先日の7月2日に帝国ホテル東京で『Meet The Experts—適切な血糖・血圧管理のコツ−』という講演会に参加です。

この講演は糖尿病や高血圧、腎臓専門医の先生方が、それぞれの立場よりご講演していただきました。

講演会は金沢医科大学糖尿病・内分泌内科学古家大祐教授と、横浜市立大学医学部循環器・腎臓内科学田村功一主任教授らの座長進行で、

講演1では糖尿病専門医の立場より公益財団法人日本生命済生会付属日生病院糖尿病・内分泌センター長であられる住谷哲先生より「2型糖尿病治療の基本」

講演2では高血圧専門医である旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経内科学教授であられる長谷部直幸先生からは「高血圧治療の原点回帰」

講演3では腎臓専門医の立場から中山寺いまいクリニック院長今井圓裕先生より「夏季の薬剤使用のピットフォール」というご講演をそれぞれ拝聴いたしました。

講演1の糖尿病治療では、やはり今DPP4阻害剤が糖尿病の治療の中心となってきた今、次の一手として、SGLT2阻害剤、もしくはメトホルミンという選択が現在の糖尿病治療のBest Therapyとなってます。

糖尿病患者さんの治療コントロールもHbA1c<7%も多くみられてるようですが、やはり治療の基本は早期診断早期治療ということのようです。

現在では糖尿病の合併症として細小血管障害である網膜症や腎症、神経症に、大血管障害である心血管障害に加え、認知症発症やガンの発症なども広義の意味では糖尿病の合併症に位置付けられるようになってきてます。

そういった中、ただ単にHb-A1cのみみるのではなく、血糖変動幅も重要ですが、以外にも体重はもちろんのこと、血圧やLDL-c、尿中アルブミン、頸動脈エコー、血糖管理なども総じて有用な治療指標とすることが重要とのことでした。

また、メトホルミンには肝での糖新生でのグルカゴン抑制作用や、オートファジーの是正によるガン発生の抑制なども最近の知見でみられてるようです。

特にメトホルミンでの乳酸アシドーシスの合併も、発症すると高齢者などでは重篤化の懸念あるも、実際は熱発などの脱水等がきっかけとなることが多いので、いわゆる“シックデイ”等に気をつければということでした。

講演2での高血圧治療に関しては、まずは“適切な降圧”、“賢く治療選択”というのが求められるということです。

今後は人口減少に伴い高齢者の増加という傾向踏まえ、高血圧患者さんの治療目標で標準治療目標(SBP<140mmHg)にするのか、厳格コントロール(SBP<120mmHg)するのか、はたまた合併症があるのかないのかで治療選択も変わります。

そういった中では、治療の根本も“個別性”が求められます。

現在ではARB中心にCCBや利尿剤等が高血圧の治療の中心だと思われ、それらを如何に使い分けるかですが、患者さんの個別性に応じた治療選択が必要ということです。

講演3での夏季治療でのピットフォールでは、夏場の脱水等での糖尿病や高血圧治療の留意点をご指導頂きました。

ここでもやはり治療の“個別性”が求められるということで、みな一律に治療するのではなく、患者さんに応じた、また季節性を鑑みた治療が求められるということで、自身クリニックの新たな治療指針となった気がした講演会でした。

ご講演された先生方、ありがとうございました。

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