北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

特殊診療Special medical treatment

前のページに戻る

ボトックス治療

ボトックス治療とは
この治療は、脳卒中の主な後遺症として手足の痙縮(けいしゅく)があります。痙縮とは、筋肉の異常な緊張(つっぱり)をもたらす症状です。痙縮が悪化すると、自分の意思で体を動かしづらくなるばかりか、介護者の力を借りても関節を動かせなくなり、着替えや入浴などの日常生活動作に支障を来すこととなります。
日本では現在、この痙縮に対する治療法として、しわ取り効果を有することでも知られているおなじみのある薬剤が注目されています。ボツリヌス毒素を上肢、あるいは下肢の痙縮している局所に注入することにより筋緊張を緩和する治療法です。ボツリヌス毒素は簡単にいうと注射した場所の運動神経と筋肉の間に作用し、筋肉の緊張を長期的に緩和します。これにより日常生活に支障をきたしていた生活行動の向上をはかります。この治療は患者様も安全かつ迅速に治療の効果を得ることができるようになっています。
ボトックス治療の安全
この治療で使用する毒素は、極めて微量なため、人体には無害です。当院では、ツベルクリンで使用する一番細い針で注射を行います。1日くらいは注射したところに「張った感じ」が残ることがあります。
治療効果や副作用について
治療効果は、通常1~3日以内にあらわれ、1~2週間後にピークに達します。有効期間はおよそ3~4ヶ月です。すでに10年以上の治療経験のある欧米の報告では、年余にわたる施注でも、有効期間に変化はなく作用の減弱が稀に見られる程度です。しかし、注射で働きが無くなった神経は、また芽を出し除々に再発します。よって3~4ヶ月に一回の治療が必要になります。今のところ副作用も基本的にはありません。ただ、痙縮と拘縮の鑑別は難しく、拘縮していれば筋緊張の緩和がないため、施行後あまり変化が現れませんので、これが副作用(?)か。
注射治療の欠点は

この治療法は根治療法でなく、有効期間が3~4ヶ月なので治療を繰り返す必要があります。したがって多少のコストがあります。上肢痙縮・下肢痙縮 診断と治療 痙縮の概要や痙縮によって生じる問題、主な姿勢異常から、痙縮の治療目標や治療

症候
・スパズム ・クローヌス ・疼痛 ・容姿の変化(disfigurement)
介護時の問題
・身の回りのケア/衛生/着衣の妨げ ・食事/座位/睡眠時のポジショニング(姿勢保持)の困難 ・移乗動作(transfer)の妨げ
動作時の問題(Active Function)
・ものを握る/到達する(リーチ)/放す/移動させる際の困難 ・移動性(mobikity)/歩行/体重支持の制限
痙縮に対するポツリヌス療法のご案内

手足における痙縮(けいしゃく)とは?
脳卒中による運動(機能)障害の一つに”痙縮(けいしゃく)”があります。 痙縮は手指が握ったまま開きにくい、肘が曲がる、足先が足の裏へ曲がる等の症状です。
この痙縮により日常生活に支障が生じ、リハビリテーションの障害となりますので、治療が必要となります。

治療方法
治療法には、内服薬・ポツリヌス療法・神経ブロック・外科的療法・バクロフェン髄注療法があります。この度、当院では、”ポツリヌス療法”を導入しました。

ポツリヌス療法とは(保険適用)
ポツリヌス療法は、痙縮した筋肉にポツリヌストキシンを注射する方法です。ポツリヌストキシンは神経と筋肉の伝達を遮断して筋肉の緊張を取り除きます。当療法では入院の必要はありません。

効果と持続
通常、注射後では2~3日後より徐々に効果が現れ、1~2週間程度で安定し、数か月持続した後に、効果が弱まりますので、繰り返し治療を受けることになります。

副作用
ポツリヌス療法の副作用として下記のような症状が現れることがあります。
・注射部位が晴れる、痛みを感じる ・体がだるい、力が入りにくい 多くは一時的なものですが、症状が現れた場合は、医師に相談してください。

インターネット受付可能

アミノ酸解析サービス

院長ブログ

360°院内ギャラリー