北九州市小倉北区でのC型肝炎、肝臓癌、肝炎、肝硬変などの治療は医療法人さがら内科クリニックへ。

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2017.06.19
💦熱中症💦

今日も暑いですね💦

HPの診療案内にも掲載し、以前にもブログアップしたこともあるのですが、私見ながらいよいよ本格時期となり、全国でも多数の患者さんが発生しているニュース散見し、再度再掲させていただきます。

まずは、熱中症(heat illness)とは、ですが
熱に“あたる”という意味で、暑熱環境によって体温の調節機能が破綻するなどして、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れて生じる障害の総称です。時として、早期対処しないと死に至る可能性のある病態です。

熱中症の病型として
熱失神:暑熱環境下では体温調節のために皮膚血管が拡張する。それによって血圧が低下し、脳血流が減少して起こるもので、めまい、失神などがみられる。脈 は速く、弱くなり、顔面蒼白、呼吸回数の増加、唇のしびれなどが     みられる。長時間立っていたり、立ち上がった時、運動後に起こりやすい。
熱疲労:大量の汗をかき、水分の補給が追いつかないと脱水が起こり、熱疲労の原因となる。症状は、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などがみられ、汗から塩分も失われるため、水を飲んでも塩分が補給されないと脱水     を回復することができない。
熱けいれん:大量に汗をかくと水と塩分が失われ、汗の塩分濃度は血液の塩分濃度より低いため、血液の塩分濃度が高くなる。その状態に水だけしか補給しなかった場合、反対に血液の塩分濃度が低下して、足、腕、腹部の筋肉       に痛みを伴ったけいれんが起こる。
熱射病:高温環境下で激しい運動を行うと、運動により発生した熱が体表面から発散できず、体温が上昇し体温調節中枢神経に障害が起きる状態。熱射病は異常 な体温の上昇(40℃以上)と意識障害(反応が鈍い、言動がおかし      い、意識がない)、足がもつれる、ふらつく、転倒するなどを特徴とし、頭痛、吐き気、め まいなどの前駆症状やショック症状などがみられる。脳、心臓、肺、肝臓、腎臓などの臓器障害を合併することが多く、死亡      率が高い。

日常生活の予防・注意点としては
1.暑さを避ける(まず、これが最も重要ですが)
2.服装にも工夫。
3.こまめに水分を補給
4.急に暑くなる日に注意
5.個人の条件を考慮
 EX1)高齢者:特にこまめに水分をとるように努め、睡眠中の熱中症を避けるために寝る前にも水分をとりましょう。入浴はぬるめの湯で短時間、また暑さを感じにくくなるため部屋に温度計などを置き、窓を開けて風通しをよくして、高温環境下を避けましょう。
EX2)小児:成人に比べ体表面積が大きいことから周囲の熱を取り入れやすく、未発達な発汗機能によりわずかな時間でも熱失神が起こりやすくなります。
要は、こまめに水分をとるように努め、涼しい環境下で十分な休息を与え、発熱を促進する服装や上着の着脱に気をつけましょう。
“熱中症”は時として生命をも脅かす病態です。
油断せず、自分の体の過信せず、気をつけましょう。

ちなみに余談ですが、大塚から出ている、
OS- 1(オーエスワン・大塚製薬工業)というのがあります。これは厚生労働省許可・特別用途食品 個別評価型・病者用食品で、「オーエスワン」は、WHO(世 界保健機関)の提唱する経口補水療法(Oral Rehydration Therapy;ORT)の考えに基づいた飲料(経口補水液)で、その電解質の組成はORTを発展させた米国小児科学会の指針に基づいています。
経 口補水液(Oral Rehydration Solution;ORS)は、水分と電解質をすばやく補給できるようにナトリウムとブドウ糖の濃度が調製されており、ナトリウムとブドウ糖を一緒に摂取 すると小腸粘膜に存在する共輸送体により同時に吸収され、水分の吸収が促進されます。WHOはじめ欧米でORTに関するガイドラインが策定され、軽度から 中等度の脱水状態の水分・電解質補給に使用されています。
乳幼児から高齢者の軽度から中等度の脱水状態時の経口補水液として、そしゃく・えん下困難な場合(オーエスワンゼリー)にも適しています。

以上、専門の先生からは大雑把な内容かもしれませんが、このブログで少しでも“熱中症”に対しての啓蒙になればと思います。

熱中症-3 熱中症-2 熱中症-1 熱中症

 

2017.06.17
〜・〜糖尿病治療戦略〜・〜

昨日6/17興和創薬で『血管合併症抑制を目指した糖尿病治療戦略』産業医科大学第一内科准教授岡田洋右先生のWebカンファレンスを拝聴いたしました。

岡田先生は産業医大でもちろん地元の先生であり、医師会の実地医家講演会や、他の種々糖尿病講演会ではいつも拝聴させていただいてます。

今回“血管合併症抑制を目的とする治療戦略”ということでしたが、血管合併症=特に心血管イベント抑制ということで、今までいわれてきた網膜症や腎症、神経症等等の三大合併症が十分抑制できた上での、今回の血管合併症抑制と思われます。

岡田先生もまず従来の三大合併症抑制にはHb-A1c<7.0%が重要と謂われてます。

その上で、ただ単にA1cを指標にするだけでなく、平均血糖値に罹病期間も重要ということのようです。

今までは細小血管障害にはまずA1cのコントロールで、大血管障害は血糖変動幅是正ということはクリニックでも治療目標にしてましたが、最近では様々なところで罹病期間も重要といわれてきてるようです。

この“罹病期間”は以前からかもしれませんが、特に最近私個人的には“罹病期間”の注視を感じるところです。

平均血糖値は要は“随時”血糖のことで、ただ単に“空腹時”血糖を重要視するのではないということであり、特に食後血糖180g/dlが重要ということらしいです。

その上で罹病期間が出来るだけ短いうちでの早期治療が重要ということのようです。

これらは膵β細胞保護にもつながるということのようです。

また最近ではCGM(Continuous Glcose Monitoring=持続血糖測定)という検査もできるようになり、これらから平均血糖変動幅=MAGE(Mean Amplitude of Glycemic Excurusions=124時間通しての平均血糖変動幅)というのがあり、これらではMAGEが大きいと“認知症発症”や、“酸化ストレスの危険”も大きくなり、引いては心血管イベントの増加も示唆されてるようです。

今後は糖尿病患者さんの早期発見、早期治療開始で、A1c<7%にコントロールし、食後血糖も<180g/dlでコントロールが重要ということで、今まで以上に今後のクリニックでの糖尿病患者さんの治療指針にしたいと思います。

岡田先生、明日にでも使えるご講演ありがとうございました。

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2017.05.30
〜・〜日医かかりつけ医機能研修制度研修会〜〜

昨日の日曜日28日に、ホテルニューオータニ博多で『日医かかりつけ医機能研修制度平姓29年度応用研修会』が開催されました。

日本医師会の云う“かかりつけ医”=各々の医師が、自ら研鑽(けんさん)を積み、深い専門性を有した上で、幅広い視野の下に患者さんと、地域に寄り添う“かかりつけ医”

これは医師の専門性、診療の領域、診療の場を超えた、かかりつけ医という役割が、これからの患者さんのさまざまなニーズに合致し、将来のわが国の医療制度を支える大きな柱にこの“かかりつけ医”に求める。

といった趣旨で 昨年から「日医かかりつけ医機能研修制度」がスタートし。

つまり、かかりつけ医機能を充実・強化することに主眼を置いた研修制度。こういうとなかなか難しく、ハードルも高い感もあるのですが・・・( ´—`)y-~~

実際のこの研修会も“かかりつけ医の質”では、日常行い診療においては、適切な診療および保健指導を行い、自己の専門性を越えてる場合は地域の医師医療機関と協力して解決策を提供する、また自己の診療時間外も患者にとって最善の医療が提供されるよう、地域の医師、医療機関等と必要な情報を共有し、休日や夜間にも患者に対応できる体制を構築する。

また、日常診療以外も地域住人との信頼関係を構築し、健康相談や健診・がん検診、母子・学校・産業・地域保健等での社会活動や、行政活動への積極的な参加、在宅医療推進、患者・家族へのわかりやすい医療情報の提供と、やはりやはり高いハードルのような気がします・・・ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

とはいえ、私のクリニックでは病診・診診連携はもとより、患者さんの情報共有など幅広くアンテナを張って、また外来診療はもとより在宅訪問診療に往診に、自身各勉強会等でより最新の医療情報提供に努めるよう努力をしているつもりです。

夜間・休日などもクリニックの電話転送での対応などで基本24時間対応など、医師会でいう“かかりつけ医の質”ほどはないにしても、今は自身のクリニックでいろいろ工夫もし、患者さんのニーズも考え、まずは出来るところから少しづつ行うようにしています。( ^^) _U~~

今回の研修会も、市医師会から多くの先生方の参加もあり、長丁場の缶詰研修会、参加された先生方お疲れ様でした。

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2017.04.18
〜・〜・糖尿病の早期治療の重要性・〜・〜

先日の4/14金曜日にホテルニュータガワで名古屋市立大学大学院医学研究科消化器・代謝内科学准教授今枝憲郎先生の「糖尿病の早期治療の重要性」のWEB講演会が開催されました。

“早期治療の重要性”は、糖尿病疾患に関わらず生活習慣病にまつわる疾病はいずれも早期治療が有用なのは周知の如くと思いますが、こと糖尿病に関しては腎症からの透析や、神経症、心血管イベントなど、罹病期間が長くなれば様々な合併症を併発し、ひいてはADLや生命予後にも強く関わることを考えれば治療の早期介入が重要と思われます。

そういった中での今回のご講演は、どういった内容か興味を持って拝聴いたしました。

近年DPP4阻害剤やSGLT2阻害剤などが治療薬として使われるようになり、国内での糖尿病治療が様変わりとなり、また糖尿病患者さんの治療効果も治療の指標であるHb-A1cが平均で6.9%7%を切って概ね良好な結果となっているようです。

とはいっても、まだまだ7%以上、8%以上の患者さんがいるのも確かで、如何に早期の治療介入で有用性高く治療していくかが、これまた重要であるということだと思います。

今回は今日本で頻用されてるDPP4阻害剤と、これまた比較的古くからあるメトホルミン(欧米では糖尿病治療薬First line)との糖尿病に対して、グルカゴン代謝を絡めての糖尿病治療有用性に、これにまたSGLT2阻害剤を加えてご講演いただきました。

DPP4阻害剤がGLP1介してのクルカゴン抑制に働くのに対し、メトホルミンは直接グルカゴン抑制的働くという特徴があるということで、これらの働き方を鑑みて如何に治療に活かすかがポイントのようです。

また、SGLT2阻害剤ではグルカゴンに対しては促進的に働くといった、DPP4阻害剤やSGLT2阻害剤とは相反するものではありますが、SGLT2阻害剤はグルカゴンに対し促進的に働くということは脂肪燃焼を促進するということでもあり、これらSGLT2阻害剤含めた3剤を使用することで良好な糖尿病治療効果が得られるのではということでした。

要は、血糖を下げるためにはグルカゴンの抑制効果が有用で、肥満者には脂肪燃焼促すようグルカゴンを促進させれるよう治療効果を持ってくればいいということのようです。

さもいいながら、実地診療ではなかなか上手くいかないのも事実であり、極力患者さんとコミュニティを取り、Hb-A1c7%未満でコントロール出来るよう指導していかねばと感じた次第です。

今枝先生、ご講演ありがとうございました。

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2017.03.31
〜・〜学術講演会〜・〜

昨日(3/30)は、リーガロイヤルホテル小倉で福岡県内科医会北九州ブロック学術講演会〜慢性便秘症診療ガイドライン策定を見据えて〜が開催されました。

ご講演は『診療ガイドラインからみた今後の便秘診療』を兵庫医科大学内科学消化管科准教授大島忠之先生のご講演でした。

大島先生は数多くの消化器系のガイドライン策定に携わっておられ、特にFD(機能性胃腸症)や、GERD(逆流性食道炎)のガイドライン策定の中心となっており、今回近日発刊される予定の『慢性便秘症診療ガイドライン』にも携わっての今回のご講演です。

ご講演は“ガイドラインからみた・・・”ということですが、診療(治療)ガイドラインなるものが約400近くもあるということは驚きでした。

また、ガイドラインには一般診療に近いガイドラインや、エビデンス面からのガイドラインとあり、我々実地医家では一般診療に近い、保険診療可能なガイドラインが有用と思われますが、診断・治療などではエビデンスに基づいた標準診療というのも重要だと思います。

ただ、400近いガイドラインすべての網羅は不可能ですが。

で、今回の“便秘”のご講演。

講演者の大島先生が近日発刊される慢性便秘資料ガイドライン策定に関わってのご講演ということで“便秘”なのですが、一言で“便秘”と言っても便秘の定義は人によって違うものでもあると思うし、そういった“便秘”という症候のガイドライン策定は非常に難しかったのではないかと推察されます。

しかし、“たかが便秘”、“されど便秘”で、脳卒中や心筋梗塞と違い即命がどうのというわけではありませんが、“便秘”は日々のことでもあり、生活の質に関わってくる重要な症候だとも思われます。

(便秘の原因に“がん”など重要なものもありますが)

そういった“便秘”の今回のガイドラインは、どういったものなのか今回のご講演で楽しみとなってきました。

“便秘”の患者さんは外来でも非常に多いですし、“便秘”の患者さん各々が微妙にそれぞれ症状も違うと思いますし、今回のガイドラインが全てではないですが、それでもこのガイドラインである程度の標準診療・治療が示されると思いますし、そういった情報提供を実地医家を通し、今後患者さんに提供できたらと感じた次第です。

ご講演ありがとうございました。

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