予防接種vaccination

消化器内科では上部、下部消化管、肝臓、胆道および膵臓疾患の診療を行っています。
食べ物の消化、吸収、代謝そして排泄に働く、口から肛門までの消化管と肝臓・胆のう・膵臓などの悩みや病気を持つ方のお役に立ちます。
その原因には機能不全のほか、感染症や免疫異常、内分泌異常、がんなどさまざまありますのでしっかり調べて適切に治療しましょう。
※食欲不振とは、食べたいという欲求が低下した状態を指します。医療用語では『食思不振』とも呼ばれます。
上部内視鏡検査や肝炎の検査・治療も行えます
任意予防接種
北九州市における任意予防接種は、予防接種法で定められた定期接種以外の予防接種で、接種費用は自己負担となります。任意接種は、個人の判断で受けるもので、インフルエンザやおたふくかぜなどが含まれます。
※任意予防接種とは:
予防接種には、法律で定められた定期接種と、個人の判断で受ける任意接種があります。任意接種は、感染症予防や重症化予防のために推奨されるものですが、費用は自己負担となります。
令和7年度65歳肺炎球菌予防接種
肺炎球菌は肺炎の原因の25%から40%を占め、肺炎だけでなく、慢性気道感染症、中耳炎、副鼻腔炎、敗血症、髄膜炎等の原因となります。予防接種で肺炎球菌からの感染を防ぎましょう。 接種を受ける際は、予め、かかりつけ医や接種医療機関の医師に相談しましょう。 また、ご自宅に郵送される予診票を医療機関にご持参ください。 対象者の方へは、予診票等を誕生月の翌月以降に郵送する予定です。
成人に特化した新しい肺炎球菌ワクチン
2025年8月に成人向けの新しい肺炎球菌ワクチン「キャップバックス®筋注シリンジ(PCV21)」が承認され、10月29日から自費接種が可能となりました。21種類の型に対応し、従来カバーできなかった型も含む結合型ワクチンで、免疫が長く続きやすい特徴があります。これにより、従来のニューモバックスNP(23価)の5年後追加接種は不要となり、接種後1年を目安にキャップバックスを1回接種すれば、その後の肺炎球菌ワクチン接種は原則不要とされています。
高齢者インフルエンザ予防接種
予防接種法に基づく高齢者インフルエンザ予防接種を実施しております。 インフルエンザ対策には、日頃からの感染予防が重要です。
日頃から栄養や睡眠を十分にとり、体力や抵抗力を高め、体調管理に努めましょう。
手洗いをこまめに行いましょう。
せき・くしゃみをするときは、ティッシュなどで鼻と口を押さえ、周りの人から顔をそらしましょう。(咳エチケット)
体調不良、発熱などの症状があるときは、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
症状があるときは、マスクを着用し感染の拡大防止に努めましょう。
北九州市が実施する帯状疱疹ワクチン
対象となるのは北九州市内に住民登録がある方で、以下に該当する方です。
- 年度内に65歳を迎える方(注1)(注2)(注3) (注1)令和7年度から5年間の経過措置として、その年度に70,75,80,85,90,95,100歳になる方も対象となります。 (注2)令和7年度に限り、101歳以上の方は全員対象となります。 (注3)上記対象の方には7月上旬に個別にご案内を送付する予定です。
- 60歳から64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
市が実施する予防接種はおひとりさま1度限りになりますので、接種の機会を逃さないようにご注意ください。
最新C型慢性肝炎治療
• C型慢性肝炎の治療は、1992年インターフェロン(以下、IFN)治療開始以来、2001年にはペグインターフェロン(以下、Peg-IFN)/リバビリン(以下、RBV)併用療法、2011年には直接作用型抗ウイルス薬(以下、DAA:DirectActingantiviral agent)+Peg-IFN/RBV併用療法を経緯経て、2014年にIFNフリー製剤のDAA治療と劇的な変遷を遂げてきました。
• 現在ではC型慢性肝炎治療ガイドライン上もウイルス1型—2型ともDAA製剤のIFNフリー経口薬が第一選択となってきている状況です。
• 以上を踏まえて、今回クリニックHPでもC型慢性肝炎の治療指針を掲載いたしました。
ご参考にされていただければ幸いです。(平成28年5月7日、付)

DAA(経口直接作用型抗ウイルス薬:Direct-Acting Antiviral agent)の種類
• DAA製剤:C型肝炎ウイルス(HCV)の標的蛋白を直接阻害する経口直接作用型抗ウイルス薬。
• NS3/4Aプロテアーゼ阻害薬:セリンプロテアーゼの立体構造をもとに設計された薬剤であり、セリンプロテアーゼの機能を阻害することでウイルスの複製を阻害する。(非 環状構造ー環状(分岐)構造とある)
⇒非環状構造薬:テラビック(TVR)
環状(分岐)構造:ソブリアード(SMV)、バニヘップ(VAN)、スンベプラ(ASV)、パリタプレビル(PTV)・・第2世代NS3/4Aプロテアーゼ阻害薬
• NS5A阻害薬:NS5A蛋白を含むHCV複製複合体に作用し、最終的にNS5BポリメラーゼによりHCV-RNA複製を阻害する。
⇒ダルクインザ(DCV)、レジパスビル(LDV)、オムビタスビル(OBV)
• NS5Bポリメラーゼ阻害薬:HCV-RNAポリメラーゼを阻害することで抗ウイルス作用発揮。(核酸型ー非核酸型とある)
⇒ソホスブビル(SOF)
DAA治療前に評価すべき項目
• 肝繊維化進行度(ステージ)
⇒肝生検(侵襲的検査)非侵襲的検査(血清学的診断マーカー)
Mac-2結合蛋白(Mac-2binding protein:M2BP)・・・保険可。
・・・肝線維化進行度加え、SVR後の肝発癌予測因子にも有用。ほか、ヒアルロン酸、Ⅳ型コラーゲン7S、Ⅲ型プロコラーゲンN末端ペプチド(PⅢP)
エストグラフィ(画像診断)
超音波エストグラフィ(Fibroscan)・・・保険可
音波放射力積(ARFI)、エストグラフィ、Virtual Touch Quantification(VTQ)
• 治療選択のために測定すべき項目
⇒HCVセログループ(HCVセロタイプ)、HCV-RNA量、薬剤耐性、肝癌合併の有無、体重測定
• 安全確保のために評価すべき項目
⇒肝予備能、腎機能、貧血、妊娠・授乳の有無&避妊指導、併存疾患の確認、併用薬剤、HIV感染有無
DAA治療効果の判定/ウイルス消失後のフォローアップ
• C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法の効果判定
⇒治療期間中4週毎にHCV-RNA定量検査、および肝機能検査など施行し判定。
※SVR12(SVR12=治療終了後12週時点でHCV-RNA陰性化持続)は、高率にSVR24得られる。
• SVR後の検査間隔と継続期間・・・※SVR(Sustained Virological Response:ウイルス学的著効達成)
⇒ハイリスク群と超ハイリスク群に郡別。
ハイリスク群:肝炎、肝硬変など・・・6ヶ月ごとの腫瘍マーカー検査+超音波検査。
超ハイリスク群:肝癌既往ありなど・・・3〜4ヶ月毎の腫瘍マーカー検査+超音波検査。(CT/MRI検査等加わることも)
• SVR後高発がんリスク
⇒高齢(≧66歳)、肝線維化進展例(血小板数<15万)、男性、に加え、SVR後もALT値低下ない、AFP高値、飲酒、肝脂肪化、糖尿病合併、etc

